いらっしゃいませ!
名前変更所
閻魔から頼まれて、地獄で暴れてるやつを止めてくれって言われて来たんだけど。
こんなことになるなんて聞いてない。
苛立ちで翼と尻尾が無意識に揺れる。
目の前で私の動きを封じている張本人を睨みつけ、ため息を吐いた。
「なんのつもり?」
「ほんっと、いい表情するなぁお前は」
「人の質問に答えろ、ターレス」
「あん?」
「っぐ!!」
一緒に来たピッコロはセルやフリーザが居る方に行ったから時間が掛かるだろう。
自分の手と腹部に巻き付く謎の植物を見て、もう一度ため息を吐いた。
地獄の植物か何かだろうが、なんでこんなものをこんな罪人が扱える状態にするんだか。
にしても、この植物・・・どうなってんの?
魔力を込めて動かしてもビクともしない。
「それは力の影響を一切受けない不思議な植物でなぁ・・・」
「・・・なるほどね」
「てめぇがどれだけ暴れても無駄だってことだよ。あぁでも、抵抗はしてほしいもんだねぇ・・・そうでなくちゃ、つまんねぇだろ?」
冷たい目が私を見下す。
こいつと初めて会ったのは地獄。
今日みたいに閻魔から頼まれてきた時、ターレスと会った。
その時はボコボコにしたんだけど、それからというもの地獄にくるたびにこいつに付き纏われるようになって。
そして、今に至るというわけだ。
「っ・・・なんのつもり?」
「なんのつもりだぁ?そんなの分かってんだろ・・・?」
「ッ!」
「何度も言ってんだろうが。俺の女になれ・・・あんな緑野郎より、いい思いさせてやるぜ?」
顎を乱暴に掴まれ、ターレスの方を向かされる。
悟空に似てるのにその表情は妖艶で、背筋にゾクリと寒気が走った。
とりあえず、どうする?
ターレスのニタニタとした笑みを見ながら、必死に考える。
何度動かしても絡みついてる植物は離れる気配を見せない。
とすれば、力以外の解き方があるのでは?と頭を働かせてみたり。
「おいおい。随分と余裕じゃねぇか・・・気に食わねぇな」
「っ・・・・!!!!!」
軽く耳たぶを舐められた。
走った寒気に座り込んだ状態のまま足を上げるが、そんな体勢で勢いがつくわけもなく、簡単に受け止められる。
「はな、離してっ・・・!!」
いやだ。
ピッコロ以外の人の手が、私に触れる。
怖い。
怖い。
初めてだった。
こんなにも誰かを怖いと思ったのは。
ピッコロに触れられるのはあんなに良いのに。
やっぱり私は、ピッコロが。
「頭、おかしいんじゃない?」
「は?」
「私みたいなののどこがいいの?あ、仮にも見た目なら眼科行くことをおすすめします」
「・・・ははっ!!やっぱりてめぇはそうこなくっちゃなぁ・・・・」
笑うターレスの瞳が私を映す。
瞳の中の私は、強がってはいるものの不安げな表情を浮かべていた。
ターレスは一旦私から離れ、楽しそうに尻尾で私の尻尾を掴んだ。
ぞわりとした感覚。
なんなのコイツ。普通にしてればカッコイイのにさ。
「てめぇみたいな面白い女・・・簡単に見つけられるもんじゃねぇ」
ベジータもそうだったけど。
大体の人の褒め言葉が、面白いなのってわりと失礼じゃない?
なんとなく苛立った私は恐怖も忘れ、べーっと舌を出してやった。
「・・・・ちょっと可愛くねぇなぁ」
「それは元々ですね」
「ほら、その調子でこっち向きやがれ」
「断るッ!!あがっ・・・!?」
「向けっつってんだろ?」
どうやら、冗談が許されるのはここまでのようだ。
調子の乗りすぎた私を戒めた、ターレスの蹴り。
普段なら魔法でどうにでもなる相手なのに、身体の自由が取れないだけでこんなにも不利になるとは。
こんなことなら、瞬間移動みたいな魔法でも編み出しとくんだった。
「俺は別に無理矢理てめぇを俺のモンにしたいわけじゃねぇ」
「・・・こんなことされながら言われても、説得力ないよ?」
「こうでもしねぇと逃げるだろうが。ただ俺はお前との時間をもらおうとおもって・・・な」
「っ!!さわ、んなっ・・・!!」
「おっと・・・何も食おうとしてンじゃねぇんだからよ・・・それともなんだ?」
”食っちまってもいいのか?”
ほんとに悟空と似てる姿、声なのに。
なんでこうも、違うんだ。
サイヤ人としての本能のままで生きている感じ。
野性味があるというか、何というか。
「好きなモン食べて、好きに遊んで。それが俺の生き方だ」
「何その遊び人ってかんじの・・・私はそんなタラシに好かれる趣味ありませんー!」
「おいおい・・・別に女と遊んでるとは言ってねぇだろ?」
「ッ・・・」
「そうだ・・・そうやって怯えてろよ少しは」
身体の一部にターレスの尻尾が触れる。
それに思わず身体を震わせれば、ターレスが嬉しそうに笑った。
ああ、なんて、妖しい笑みなんだ。
本物の悪魔の私より、ニッタリと悪魔のような笑みを浮かべてる。
気ままに宇宙を旅して気ままに壊して、気ままに酒と食事を貪る・・・そんな生き方をしてきたやつらだ。こいつらは。
ある意味、私よりも悪魔。
「触るなって言ってんでしょ」
屈することはしない。
近づいてきたターレスの顔を睨みながらそう吐き捨てれば、ターレスの目が細められた。
赤くて鋭い瞳が、私を捉える。
「良いねぇ・・・ほんと。でもうるせぇから少し口塞ぐか」
「ッ・・・!!」
「ぐあっ!?」
その瞬間、私は動かせない身体から魔力を放出させてターレスを弾き飛ばした。
今の言葉と目の前に迫ったターレスの顔。
危険を察知した自分を、褒めたい。
ゆっくりと立ち上がるターレスが、さっきと違って殺気を放っている。
そんな顔で睨んでも一緒。
私は、怯えない。
「私はピッコロだけのものなの。帰ってくれる?」
「ハッ・・・そこまで頑固だとはな。でもいいさ。それを崩すのも俺の楽しみだ」
「何度さわろうとしても一緒。吹き飛ばしてやる・・・!」
「だったらお前の魔力が尽きるまでやってやるよ。てめぇには限界があるだろう?なぁ?俺にはねぇがなぁ?」
低い笑い声が響く。
そうか、こいつらは既に死んでる人間。
たとえ死んでも、地獄ではすぐに生き返る。
それによって責め苦による罰を受けているのだから。
「ピッコロ!!」
ターレスが顔を歪ませても気にせず叫んだ。
「ピッコロ・・・ッ!」
「うるせぇ!!」
「あぐっ・・・!」
「くっ!?」
殴られても、またターレスを吹き飛ばして。
ずっと叫ぶ。彼の名前を。
私に触れていいのは彼だけだ。
そうでしょ、ピッコロ。
こんな状態で、また彼への思いを再認識するとは思わなかった。
彼以外の人に触られるのが、こんなにも嫌なんて。
「ピッコロ・・・・っ!!」
「へへっ・・・!ようやく触れられたぜ」
「そいつは俺のものだ。気安く触るな」
「なっ・・・がっ!?」
攻撃の合間に伸びてきたターレスの手が私の頬に触れたその時。
聞き慣れた低い声が響き、ターレスが大きく吹き飛んだ。
地面を抉りながら飛んで行くのを見ていると、急に腕が軽くなる。
自由になった腕。
目の前には、待ち望んでいた彼の姿。
「あ・・・」
「ゆえ・・・大丈夫か?」
「あぁああよかったーーー!!ピッコローー!!」
「ぬお!?」
ピッコロが植物を根っこから外してくれたらしい。
全てが自由になった私は思いっきりピッコロに抱きついた。
そうそう、この温もり。
そしてこの香り。
ピッコロだけが私に触れていい人。
ネコのようにすりよりながら、ピッコロの温もりを味わう。
「やっぱりピッコロ以外に触られるのは嫌だって思ったよ。この温もりじゃなきゃ・・・あー!!落ち着く・・・っ」
「・・・・触られる?お前、アイツに触られたのか」
「え?あ、いやまぁ、腕とか頬とかだけだっ・・・・」
無言で腕を引っ張られた。
あまりの勢いに文句も言えぬまま、地獄の役人達でもあまり立ち入らない奥の岩場へと連れて行かれる。
進むほど、地獄の業火の音も血の池の香りもしなくなって。
かなりずるずると引きずられているのに、無言のまま。
その空気に耐えられず私は口を開いた。
「ね、どうし」
岩場の影の、一番奥。
全ての岩場に囲まれた誰も来ない場所で、私はピッコロに口唇を塞がれた。
突然のことに抵抗しようなんて考えは出てこない。
ただ気持いいと。それだけを思ってしまうピッコロに教えこまれた身体。
「ん、っふ・・・」
「どこを触られた?消毒せんとな」
「え・・・?い、いやそんな・・・」
「言え」
「ふ、ぁっ」
わざとらしく耳元に吹きかけられる息に身体が跳ねた。
岩に押し付けられる形の私に逃げ場はなく、諦めてピッコロの服をぎゅっと掴んだ。
「う、腕・・・」
「腕のどこだ?」
「え?ひ、左手・・・んぁっ!」
「ここだな・・・」
「あ、やだ、馬鹿っ・・・!ここ、地獄だよっ・・・!?」
「フッ・・・俺達にはふさわしい場所だろう?」
魔の着く人間同士、確かに似合うかもしれないけど。
・・・って、そういう問題じゃない。
今はこの行為の方が問題だ。
消毒と題した、ピッコロのセクハラが。
止めようとしても、ピッコロは止める気配を見せない。
それどころか行為をエスカレートさせ、私の左腕にゆっくりと舌を這わせ続ける。
「ぁ、っ・・・」
「次はどこだ」
「や、もう、い・・・」
「全て言わなければここで食うぞ?・・・それでもいいなら、いいが?」
囁かれた声に身体がじんわり熱くなるのを感じた。
期待?
なんて、変態。
でも、しょうがないじゃない。
ピッコロが好きなんだから。
だけどここでするのは、ちょっと困る。
「だ、だめ」
「・・・少し悩んだな?」
「うっさいな!」
「くくっ・・・・本当に良い女になったな」
「変態じみたセリフですねー。変態野郎」
「ほら、さっさと言え。本当にここで犯すぞ」
「ッ・・・・だめ!」
「なら言え」
地獄っていうのは基本外であり、閻魔の管轄内だ。
もし閻魔が見てたらどうする?
っていうか、これも見られてるかもしれないし。
まぁ、そんなことを言ってもピッコロが止まらないのは見ての通り。
それなら楽な方を受けようと、私は降参した。
「・・・・尻尾」
「ほう?」
「っひ、ぁ」
「アイツにもそんな声を聞かせたのか?」
「んな、わけ・・・ないでしょ」
「触るだけでこの反応なのにか?」
「それは・・・ピッコロ、だから、じゃん・・・・」
恥ずかしくて言い終わらないうちに目を逸らす。
目を逸らしても、ピッコロが満足そうに笑っているのが聞こえた。
悔しいけど、こうなってはピッコロに勝つことは出来ない。
「本当だろうな?」
「当たり前でしょっ!アイツに触られても、寒気しか・・・んぁあ、ぁっ」
「・・・いい子だな」
「あぁ、や、ぁ!」
尻尾の根元を優しく撫でられ、背筋がぞわぞわとする。
震える身体。
正直な身体。
あつい。ピッコロに触られた場所だけが壊れそうなほど熱い。
「次はどこだ・・・・」
「も、いい・・・っ」
「どこだ?」
「ひ、ぁっ!」
耳と尻尾を同時に責められ、腰が抜けかけた。
完全に抵抗する力を失った私を、更にピッコロが岩に押し付ける。
ああ、なんて悪人顔。
嫉妬なら、こんな顔も悪くないかもしれない。
最近ずっと代わり映えしない毎日だった。
それが変わっていく。刺激のあるモノへと。
嫉妬したピッコロの顔。
噛み付くような、乱暴なキス。
恥ずかしいのに――――少し嬉しい。
「俺以外に触らせたことを・・・反省しろ・・・!!」
「ぁ、そんな、ことっ・・・」
「自覚が無さ過ぎるんだお前は・・・!誰にでもそうやって・・・誰もがお前に魅了されていく・・・!!」
「え、や、なにそれ・・・っ!?んなわけないじゃん、それは考えす・・・んぁっ」
「考え過ぎだと?だからお前は自覚が無さ過ぎると言ってるんだ」
怒りにも似た衝動を全身に浴びる。
痛いほど噛み付かれる首筋。
ピッコロの声しか聞こえないようになる耳。
動く手がじわじわと私を追い詰めていく。
教えられた感覚だけが、よみがえる。
「はっ、ぁ」
「悟飯や悟空だけではない。ベジータやここの悪人共までもがお前を見ている・・・あいつらの表情が、お前と居るときは変わるんだ・・・」
「ぁ、や、だめ・・・!」
「俺のものだということを・・・刻みこんでやる・・・!」
なんだろう。
いつも嫉妬して抱かれることはあるけど、今日はいつもと違う。
本当に余裕がない感じで。
ピッコロにしては珍しい表情。
ふわりと香る地獄独特の香りと蒸し暑さ。
汗ばんだ手で、ピッコロの手を掴む。
「ここ、じゃ、やだ・・・」
「・・・・チッ」
「んっ!」
さすがにマズイと思ってくれたんだろうか。
私の服を脱がそうとしていた手が止まり、代わりに首筋に痛みが走った。
「それでもつけておけ。隠すなよ」
「うっ・・・い、いや、これは・・・」
「隠せばその分たっぷり仕置きしてやる」
「わかったよもうっ!嫉妬深いんだから!」
「・・・・他の男に触られておきながら、良く言う」
このまま食われてしまいそうだったけど、なんとかやめてくれてホッとする。
乱れた服を整え、岩陰から出ようとした私をピッコロが止めた。
首を傾げる私の耳元に響く、ゾクリと震わせる声。
「俺が魔族だということを刻んでおくんだな・・・俺はお前が他の男に取られるぐらいなら、お前を殺してでも俺のモノにするようなやつだということを・・・覚えておけ」
ある意味、狂気に満ちた言葉だった。
それでも嫌だと思わないのは、ピッコロだからだろうか。
この1年、こんなピッコロは見たことなかった。
なのに今私の目の前にいるピッコロは、”本当”に魔族だ。
鋭い目。
牙、表情――――。
その全てが私を食らおうとする魔族。
「分かったら返事をしろ」
「・・・わかりきったこと聞くんだから。もちろん分かってますとも、ピッコロ」
ああ、この地獄の空気に犯されてしまったのかな。
私達って魔の着く同士だから。
地獄の空気は悪を刺激して、ちょっと凶暴になったりするのかも。
じゃなきゃ、こんなピッコロ見れない。
神と融合してからはあまり見れなかった、魔族としてのピッコロは。
ピッコロに怒られるだろうけど、ちょっと嬉しい。
マンネリ化してた日常に、刺激が落ちてきたようで。
「何笑ってやがる」
「えー?うーん、ピッコロに嫉妬されるなんて、嬉しいなーって?」
「反省してないようだな・・・?」
「してるしてる!!」
「フッ・・・まぁいい。どちらにせよ、今日お前に寝る時間は与えんからな」
「うぐ!?」
神様、やっぱり前言撤回です。
助け――――。
「どこにいくつもりだ?」
「え、あ、か、帰りは、こっちじゃなかったかなー・・・なんて」
「逃げるつもりか?なるほど・・・」
「あ、違います。全然違いますっ」
「っあぁ、ああぁあっ」
あのまま逃げることを許されず抱きかかえられて帰ってきた私は、幾度と無くその身体にピッコロの欲望を受け入れていた。
突き立てられるその熱は何度目だろうか。
そんなことすら分からないぐらい、抱かれている。
「ひ、ぁあぁっ、あ、やぁぁ・・・・!!」
「くくっ・・・イくのは何度目だ・・・?」
回数を重ねるたび、ピッコロは余裕を取り戻して私を弄んだ。
何度も奥を貫いて。
痺れる快楽から逃れることすら許されず、腰を抑えこまれて。
また、いかされる。
止まらない快楽地獄から、逃げることなんて出来ない。
「や、も、死んじゃ、ぁあぁあ・・・・!!」
「言っただろう・・・!仕置きだとな・・・!!」
「もう、何度目・・・さ、もう、いいでしょっ」
「こんなもので俺が満足すると思うか?」
嘘、だ。
欲望は確かに吐き出されたはずなのに、それはまだ熱を持ったまま私をいじめようと貫く。
歪んでいく視界の中で見たピッコロは本当に余裕のない表情をしていた。
いつもは私が強請るまで焦らして、壊れていく私を見て楽しんでいるぐらいなのに。
今のピッコロはまるで獣のように私を貪っているだけ。
ただただ目の前の欲望に、必死にかぶりついているだけ。
余裕のないピッコロなんて貴重なのに、私はそれを見ることが出来ない。
余裕がないのは私も同じ。
いつもより余裕のないピッコロに、身体も心も全てを崩されていく。
「あ、んんっ、ひぅ!」
「ゆえ・・・・っ」
「あぁぁあ・・・っ!!」
名前を呼ばれるだけで身体中が痺れた。
抱き込まれるように貫かれて、頭をぎゅっと掴まれる。
耳元で囁かれる声は麻薬。
「ゆえ、ゆえっ・・・!」
「ぁ、んぅっ!ピッ、コロ・・・っ!あい、あいしてるっ・・・」
「ッ・・・・!」
「あぁああ、ひぁあっ!!」
「俺もだ・・・ゆえっ・・・!!」
最近あまり言えなかった言葉を無意識に吐けば、動きが激しくなった。
あ、もう、ダメ。
そう思った瞬間に熱い欲を感じ取った私は、そのまま意識を失った。
「・・・・」
「すまん」
「・・・・・・・・」
起きた時、目が合ったピッコロの一言は謝罪だった。
相当無茶苦茶にされたらしい。
記憶はあるけど、ほとんどが朧げで飛んでいる。
ただ覚えてるのは、私がターレスに捕まったのがいけなかったってことだけ。
「・・・激しすぎ」
「・・・・余裕が、無かったんだ。いつもよりお前を壊したくて、食っちまいたくて・・・しょうがなかった」
「地獄の邪気にでも当てられたんじゃないですかー?魔族だし?」
「そうかも、な」
いつもの調子を取り戻させようとしても、ピッコロは申し訳無さそうにするばかり。
しょうがなくピッコロに抱きついて、顔を見られないようにしてから口を開いた。
「うれし、かったよ?」
「・・・っ」
「嫉妬、されて・・・。今度から、気をつけるから・・・許して?」
「・・・あぁ、俺も悪かった」
私の頭を撫でるピッコロの手は、いつも通りに優しい。
ま、たまには刺激があってもいいんじゃない?なんて、冗談でも言えなかったけど。
だってまたされたら、身体が壊れそうだし。
何より。
「ゆえ」
「ん?」
「・・・愛してる」
いつもよりもっと優しくなったピッコロが、もったいないから、ね。
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