Erdbeere ~苺~ ★33.逆転、からの大逆転 忍者ブログ
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2015年03月31日 (Tue)
33話/R18/激裏/※ヒロイン視点

※見なくても物語に影響ありません

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大きなベッドの上の柵に縛り付けられた腕。
それはいつもなら私の腕なんだろうけど、今日は違う。


ゆえっ」
「だーめ。いつもの仕返し!」


酔ってるからかもしれない。

何も恥ずかしいと思うこと無く、私は自らの服に手をかけた。
軽く脱ぎながら、ピッコロの服は魔法で消し去る。


「っ・・・・」
「んー・・・やっぱりピッコロかっこいい」


晒された緑の身体。
地球人からすれば異型なそれも、私にとってはただ欲情を掻き立てるだけのもの。

あまり自信のない自分の身体が空気に晒される。


ピッコロがごくりと喉を鳴らすのが見えて、少しだけ羞恥心が芽生える。


でも、止まれない。
欲望はただ私を突き動かして、愛しい人と触れ合うことを選ぶ。


「ん」
「っく・・・」


耐えるような声。
ピッコロの肌に這わせた舌を、味わうように色々な場所へと運んだ。

熱い、溶けるぐらいに。

止まらない、狂うほどに。


「あれ、案外反応してる?」
ゆえ・・・」
「そんな顔しなくても・・・ちゃんとするよ?」


ピッコロの熱い視線が私を求める。
分かってるよ、何して欲しいか。

私はピッコロみたいに意地悪じゃないんだから。


反応しきっているピッコロの熱いそれに手を伸ばす。
それだけでピッコロの身体が大きく震えた。


「したことないから、下手かもしれないけど・・・そこは、文句言わないでよね」


身体を下に滑らせて。
手に触れていたその熱を、口元に近づける。

別な生き物みたいに脈打つそれ。


怖いなんて思わない。


私を幾度と無く愛した熱。
それを逆に愛したいだけ。


「んっ」
「っあ・・く・・・!!」


ピッコロの震える手が私の頭を余裕なさ気に撫でた。

歯を立てぬよう、ピッコロの熱を口の中に含む。
唾液を絡ませて味わうように舐めれば、ぴくりと反応する。


意外と、苦しい。

思わず涙目になりかけながら、私は一生懸命それを愛した。


「ん、ふ・・・んっ」
ゆえ・・・無理を、するな・・・っ」


どうしてだろう。
彼のを愛しているだけなのに、熱くなる。


私の欲望が、蜜で溢れてるのが分かる。


ピッコロに触って欲しい。
でも、駄目。されたらきっと負けちゃうから。

今日は、私の番。
私が仕返しするんだ。


「っは・・・・」


口を離してピッコロの上にまたがる。
全てを脱いだ私のそこは、十分なほどに濡れていた。

バレるのが恥ずかしくて早急に繋がろうとする。

でも思ったより上手くいかなくて・・・快楽より痛みが私を支配した。


「ぁ、う」
「馬鹿者・・・濡れていても、慣らしてないなら痛いだけだ」
「・・・む」
「これを解け。慣らしてやる」


少し余裕を取り戻したピッコロが笑う。

・・・やだ。
きっと、されたら壊れちゃう。


なんで今まで余裕無かったくせに、そうやって笑ってるのさ。

すごく、悔しい。
結局は私だけが余裕が無いみたいで。


「やーだ」


抵抗の意味でピッコロの言葉を断った。
一瞬むっとした表情に満足したのもつかの間、魔族としての表情を取り戻していくピッコロが、腰をぐっと持ち上げる。


「んぁっ!」


入れようと奮闘していた私は、突然押し入ってきた感覚に声を上げた。

襲ってきた快楽と痛み。
私は慌てて腰を退かし、ピッコロを睨んだ。


「っは、いきなり、何すんの・・・っ」
「手伝ってやろうと思ったんだが?」
「~~~!!なんだよその余裕な感じっ!」
「余裕じゃないぞ?動けないしな・・・だが、そのままじゃ入らんぞ?」
「うぐ・・・・」


どうしよう、大人しくピッコロを解放する?
段々と醒めてきた頭は、羞恥と快楽でぐるぐると混乱している。

そしてその混乱を更に強める、ピッコロの低い声。


「なら自分でしろ」
「え・・・?」
「俺に触らせないのなら、それしかないだろう?ん?」


意地悪い声。
意地悪い、笑み。

放たれた言葉は確実に私を震わせた。


どうしてさ。私が有利なはずなのに。
これじゃあ、まるで彼が私を犯しているみたい。


「っ・・・ばぁか」
「フッ・・・俺に勝とうなんて考えが甘いんだ」


――――負けた。
欲しくてたまらない。彼に、触って欲しい。


焦れて震える手を彼の手に伸ばす。

そして手を縛っている魔法を解いた。


その瞬間、反転する視界。
さっきとは逆。私が下、彼が上の世界。


「さぁて・・・煽ってくれた分、楽しませてもらおうか?」
「んっ、ぅ、ずるい・・・っ」
「言っとけ」
「ひぁっ」


暖かくて大きい手が私の胸を撫でる。

意地悪く胸の突起を掠める指。
核心には触れず、身体のラインだけをなぞる手。

足りない。

足りないよ、ピッコロ。


「や、ぁ・・・っ」
「っ・・・」


頭の中はもうぐちゃぐちゃ。
おかしくなりそうなほど、気持ちいい。


なんでだろう?

もう何もためらう必要はないから?夫婦になったから?


わだかまりがないって、こんなにも素敵なことだったなんて。
たとえ子供が出来なくても・・・こんな私でも、一生共にすると誓い合ったから。


ためらう必要はない。

ただ曝け出して、求めれば良い。


「ピッコロ、お願い、もっと・・・・」
「・・・仕方ないな」


そう言うピッコロも余裕がないように見える。
だっていつもなら、ダメだって言って焦らすもん。

ピッコロの指が、私の蜜に溢れるそこをかき乱す。

じれったい動きに焦らされてた分、一気に快楽が突き抜ける。


「あぁ、や、ひぁあ・・・!や、だめっ!やぁああっ」
「お前が強請ったんだろうが・・・イきたいならイけ。何度でもイかせてやる・・・」
「ぃ、あぁあぁっ」


ぴくりと身体が跳ねた。
達した身体のだるさで息を吐く私を、ピッコロがゆっくり持ち上げる。


驚く暇もなく、ピッコロの上に乗っかった状態で恥ずかしい部分をピッコロの顔の目の前に晒す体勢になった私。

その体勢だともちろん、私の顔の目の前にあるのは彼の熱。


「や、ちょっと、何すんのっ・・・・」
「たまにはこういう体勢もいいだろう?」
「よくないっ!!」
「良いから、ほら・・・またしてくれないか?」
「っ・・・・」


ピッコロの顔は見えない。

でもその熱っぽい声に操られて、私は目の前にあるその熱をもう一度口の中に含んだ。

ぴくりと脈打つそれを、ゆっくり丁寧に愛す。
するとピッコロが突然私の中に指を突き立て、動かし始めた。


「んっ!」
「くわえてろ・・・どうした?さっきより反応がいいな?」
「っん、ふ、んん・・・・」


苦しい。
苦しいのに、気持ちいい。


「ん、っ・・・んん!!」
「イきそうか?イかせてやるから、くわえたままでいろ」
「っん!?んんんーーーーっ!!!」


愛される熱の感覚。
ピッコロの熱が私の蜜の出処を、まるで水を飲むように吸う。

頭がぐらぐらと揺さぶられるような快感。

恥ずかしいのに何も出来なくて、私はただその快楽に溺れた。


また、突き抜ける快感。
同時に口に力が入り、くわえていた熱に少し歯を立ててしまった。


「んぅ!?」
「っは!馬鹿がっ・・・!!」


その瞬間、口の中に広がった熱い熱。

ピッコロの欲だ。
少し苦くて変な味。

慌ててピッコロが私を抱き起こし、お互い向き合うように座らせた。



「吐きだせ」
「え」
「な・・・っ!お前、飲んだのか・・・!」
「う、え、だって・・・ピッコロのだし、嫌では・・・ぁあぁあああっ!!」


言葉の最中に突き刺さった、硬い欲望。
達したばかりのそこは痛いほどにそれを感じ、私は必死にピッコロに抱きついた。

向き合うピッコロの表情は・・・やっぱり余裕が無い。


「ふ、ぁっ・・・ピッコロ、余裕、なさぁっ、そうっ・・・は、ぁ!」
「はっ・・・あるわけないだろう・・・!ただでさえ無かったというのに、お前が・・・煽るから・・・だ」


突き上げられる感覚に涙が溢れる。
その涙を、ピッコロの長い舌が掬った。

ああ、もう。


本当に――――。


「大好きぃっ・・・大好き、ぁ、ずっと・・・あぁぅ!」
「あぁ・・・俺もだ、ゆえ。お前を・・・俺のモノに出来たことが・・・嬉しい・・・っ」


首筋に走る痛みすらも快楽に感じた。

残されていく赤い痕。
そんなところにつけたら、見えちゃうのに。


文句は言えない。

だからお返しに私も目の前の首筋に噛み付いてやった。


埋まっていた熱がぴくりと反応する。
口唇を離せば、紫色の痕が小さく残った。


「は、ぁっ・・・」
「可愛い奴だ・・・っ」
「ん、ぁぁっ、・・・は、も、だめっ・・・・」
「く・・・もうすこし、我慢しろ・・・!」


突き上げられる力が強くなる。
耐え切れずにピッコロの首元に爪を立ててしまったけど、ピッコロは構わず続けた。

いつもの恥ずかしいって感情はどこに言ったんだろう。

もっと欲しい。
それしか思えない。


「ピッコロ、気持ちい、よぉ・・・っ」
「ッ・・・・!!!」
「あぁああぁああっ・・・・!!!!」
「く、ぁ・・・っ」


一番奥に突き立てられる感覚。

全身に走る快楽と、中にじんわりと広がる熱。

涙で歪む視界の中で、ぼーっとした表情のピッコロに口付ける。
もちろんただの口付けなんかじゃない。


おねだりの、口付け。


「ピッコロ・・・」
「っ・・・なんだ・・・」
「もっと」
「・・・・明日泣いても、知らんからな・・・・」
「いいよ・・・」


結婚の後の初夜なんてものは、今日しかないんだから。
理性も気持ちも全て外して―――狂っちゃおう。

私達は欲に忠実な魔族なんだからさ。


それから私達は朝日が上るまで互いを求め続けた。
壊れるまで、むしろ壊すほどに。
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