いらっしゃいませ!
名前変更所
「みてみてピッコロ!」
「・・・・なんだそれは」
「メイド服」
「めいど服?」
「ご主人となる人に仕えて家事とか色々やる人の服だよ」
「ほう?それで、何故お前がそんなの着ているんだ」
「とぼけちゃってー。ピッコロは私の”ご主人様”でしょー?」
「なっ・・・・」
私が着てるのはいわゆるメイド服。
ふりふりのスカートに、ガーターベルト。
王道を狙ったこの服は今日お誕生日のピッコロのために作ってもらったモノ。
喜ばせようってのもあったんだけど、一番の理由は――――。
「ね、どう?萌える?」
「も・・・、萌える?」
「きゅんってくる?ねぇねぇ!」
どの種族にも、この王道は通じるのかってことを調べたかったからだった。
いや、ちょっとした興味なんだけどね?
たまにはこういうのも良いかなって、思っただけで。
「ね?」
「い、いや・・・悪くは、ないが」
「ふふー。気に入ってくれたんだねー!じゃあ、今日はこのままでいてあげるよ」
「どうした?お前、酔ってるのか・・・・?」
「んなわけないじゃん。駄目なの?ご主人様に喜んでもらいたいなって・・・思っちゃ」
わざとらしく俯いてみせる。
するとピッコロの手が私の髪の毛を掬いあげ、申し訳無さそうに頬を撫でた。
「ゆえ・・・・すまない・・・」
ピッコロってこういう時は弱いんだよね。
心の中でブイサインを浮かべつつ、私はゆっくりピッコロに手を伸ばした。
「・・・・いいんだよ、ご主人様、私は・・・」
ガシッ。
言葉の途中で肩を掴まれ、地面に押し倒される。
短いスカートだった私は中身が見えないようにスカートを引っ張るが、その手すらも取られて地面に押し付けられた。
目の前には、青筋を立てたピッコロの顔。
あ、これは。
「貴様、人をからかうのもいい加減にしろよ・・・?」
「や、やだなぁ・・・からかってないよ?」
「ほう?ならそのご奉仕とやらをたっぷりしてくれるんだろうなぁ?」
「ま、待って・・・!ストップ。ほら、ここ神殿の外だよ?ね?」
「中だったらいいんだな」
ふわり。
簡単に抱き上げられた私の身体が向かう先は、もちろん。
「ストップ!!まって!!!」
「まつと思うか?」
「ご主人様、ちょっとまってください」
「・・・・フッ。なかなかソソるものがあるな。諦めろ。この俺をからかおうとしたことを、後悔させてやる」
「ひっ・・・」
わかったこと。
「ピ、ピッコロ!」
「ご主人様、だろう?」
「ッ――――――!?」
とりあえず王道は全種族共通なようです。
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