Erdbeere ~苺~ ★40.彼の分まで 忍者ブログ
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2015年05月01日 (Fri)
40話/微シリアス/甘/※ヒロイン視点

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目を開けたら、そこは神殿だった。
咄嗟に魔力であたりを探れば、見慣れた魂の色が見える。

神殿に感じる魂と。

地球に感じる、とてつもなく大きい気。


・・・・なんで。


「うそ。ブゥの、気・・・・」


ベジータが倒したはずのブゥの気が、確かに伝わってきた。
こんな独特な気を、私が間違えるはずがない。

状況を探ろうと起き上がった瞬間、腹部が傷んで思わずうずくまる。


「う・・・・っ」


ベジータのやろ、本気でやったな。

いつか会ったらやり返さなきゃ。
いつか、会ったら。


会えたら。


「・・・・う・・・ううっ・・・・」


床にポツポツと水玉模様が出来る。

こぼれ始めた涙は止まることを知らず、私はただただ泣き続けた。


それに気づいたピッコロが見ていることを、知りながらも。


ゆえ
「・・・・」
「・・・すまなかった」


彼の表情は見えない。
でも声色はすごく申し訳無さそうに謝罪の言葉を発した。


ゆえ・・・」
「別に、怒ってない。・・・分かってたよ、ベジータがああいうやつだって、ことは。ただ、気に食わないだけ・・・・」
「・・・・気に食わない・・・?」


プライドが高くて。
不器用で。

孤高の、戦士。


そんなベジータの気持ちを。
ピッコロはあの時、ほとんど何も言葉をかわさずに理解していた。


それが。

それが気に食わない。


「ピッコロが、そのベジータの気持ちを一番理解してそうってのが、気に食わないの・・・!」
「・・・・」
「きっとピッコロも、ベジータの立場だったら同じことしたんじゃないかって!!!」
「ッ・・・!!」


やっぱりだ。

彼らは似てる。
元々悟空の敵だったことや、プライドの高さまで全てが似てる。


だから、嫌なんだ。


「ゆるさないからね、そんな考え・・・・」
「・・・・大丈夫だ・・・俺はお前の傍を離れたりはしない」


ピッコロが近づいてきて私を抱きしめる。
その温もりに、涙が一粒落ちた。


「むしろ心配なのはお前だ、ゆえ
「・・・う?んぐっ!?」


少し苛立った声が聞こえたかと思うと、ピッコロの手によって私の顔がぐりっと曲げられた。

首が折れる前に体ごとピッコロの方を向く。
するとピッコロは私の顔から手を離し、優しく私の頭を撫でた。


「どちらかといえばお前のほうが無茶をしてるだろうが」
「え、そうだっけ・・・・」


無茶?

そんなことしたっけなぁ。
と、真面目に考え始めれば、ピッコロの額にピシッと青筋が走った。


・・・あ、とても嫌な予感。


「貴様、無謀にセルに飛び込んでいったり、俺を庇って死にかけたのは誰だったか覚えてないのか・・・?」
「え、あ、うん、そんな・・・・こともありましたね・・・・」
「貴様こそ誓え。この俺から二度と離れないと。無茶をしないと・・・」
「し、しないしない。しないよ」


私は別に無茶をしたくてしたわけじゃない。

あれはピッコロを守りたかったから。
望んで危険につっこんだりはしないはず、たぶん。


「たぶんじゃだめだ。誓え」
「ぐふっ!?あ、しんじゃうしんじゃ・・・・」
「誓わないのならこのままだ」


抱きしめられたまま力を込められて息が詰まる。
苦しくてもがいても、彼の力には勝てない。


「ち、誓います!誓いますから!」
「・・・・本当だな」
「心配症だなぁ。ピッコロが無茶しないなら、私もしないよ。お互いに約束」
「・・・あぁ」


身体を離して、お互いに顔を見合わせて。

それから吸い込まれるように唇を合わせる。


何度も何度も唇を合わせながら、息継ぎの間にあれからの話を聞いた。


ベジータが悟空に望んだ戦い。
ベジータがしてしまった罪。

どうしてブゥが蘇ることになってしまったのか。


ベジータの死。ベジータの覚悟。
でもブゥ――――そしてバビディも死んでいなかったこと。


それから彼らが地球で暴れ始めたこと。


「つまり、皆避難してるってことかー」
「あぁ・・・それで今から悟天とトランクスの修業を始めることにした」
「修業?」
「そうだ。悟空が言うにはそれが出来るようになればブゥを倒せるらしい」
「ほえー?」


まぁ、あの2人天才児だしね。
悟空が期待寄せるのも分かる気がする。

とりあえずその修業が完成するまでは、神殿で安全にしとくって感じか。


「私もその修業に参加しよっかなー!」
「・・・もう身体は大丈夫なのか?」


立ち上がった私のお腹を、ピッコロが優しく撫でる。

少し痛むけど、もう問題は無いと笑ってみせた。


「大丈夫大丈夫!それより私結構休んじゃってたみたいだし・・・ほら、早くいこ!」
「お、おいこら押すな・・・!!」


ピッコロを部屋から追い出すように自分も外に出る。
久しぶりに浴びた太陽の光に、一瞬だけクラッとした。


外に出ると見慣れたメンバーの姿が目に入る。

自然とベジータの姿を探してしまい、私はバレないように苦笑した。


今は、前に進まなきゃ。
心配した表情で私を見る皆に、笑顔で手を振る。


「やほー!おはよ!!」
「おはようじゃないぜまったく。死んだように反応ないから心配したんだぞ!」
「ごめんねクリリン・・・・」
「おねーちゃーん!!」
ゆえねーちゃんっ!!」


クリリンや18号の間から悟天とトランクスが飛び出してきた。

その2人は私の懐にまっすぐ飛び込んできて、私に大ダメージを与える。


「おうぐっ!?・・・あ、お星様・・・・」
「お前ら・・・・まだゆえは本調子じゃないんだぞ」


耐え切れず倒れた私をピッコロがやれやれと首を振りながら助けだした。

飛び込んだ2人はブルマとチチにお叱りを受けている。
・・・可愛いから許そう。


「やほ、悟空!」
「お!!起きたんだな!・・・寝てなくてでぇじょうぶか?」
「ダイジョブ!2人の修業するっていうから、見に来たんだ」
「よし、んじゃ早速はじめっか!」


悟空はニカッと笑うと悟天とトランクスを連れて神殿の奥に進んだ。
私とピッコロもその後をついていく。


他のメンバーは特についてくることなく、覗くように私達の修業場所を見るようだ。

一体どんな修業をするのか。
思わず楽しみになってきた私の前で、悟空が修業の内容を話し始めた。


「そんじゃ、フュージョンを教えっぞ」
「・・・・ふゅーじょん?」
「メタモル星人という奴らが使っている技の一つらしい。合体して、力を一つにするとかなんとかいう・・・・」
「めたもる星人・・・?」
「ピッコロ、ゆえ、ちゃんと見といてくれよ。オラには時間がねぇ・・・お前たちにも覚えててもらわねぇとな」


覚える、ね。

戦いの修業ってより技の習得らしい。
余計な口は挟まず、私はただピッコロの隣でその様子を見ていることにした。


「よし、早速やっぞ。悟天、トランクス、超サイヤ人になるんだ」
「・・・う、うん」
「・・・・・」


トランクスと悟天は戸惑いながらも超サイヤ人に変身する。

超サイヤ人特有の気が、神殿の空気をピリピリと揺らした。


「そのまま目一杯気を上げるんだ」
「・・・よし悟天。驚かせてやろうぜ」
「うん!」


トランクスの笑みが深まったのが目に入った瞬間、2人の気が一気に膨れ上がる。

な、なんて気だ。
初期の悟空や悟飯、ベジータとは比べ物にならない。


最初から、ここまで実力を持ってるなんて。

やっぱり天才、なんだろうか。


「それで目一杯か?」
「う、うん」
「トランクスのほうが少し気がでけぇな・・・フュージョンは2人の気が一緒じゃなきゃできねぇんだ。トランクス、悟天に合わせて少し気を下げてやってくれ」
「さ・・・下げる?こう?」


悟空の指示に従ったトランクスが、気を抑える。
だが調整が難しいらしく、その気は悟天以下になってしまった。


あれ、苦労したなぁ。

私もよく瞑想の時にやらされたっけ。
気の微調整ってほんと難しいんだよね。


「もう少し大きくしていいぞ」
「むぐぐ・・・・」
「よし・・・そのぐらいだ。その気を覚えておくんだ。わかったか?」
「ふー・・・難しいな。大体なんで俺が悟天に合わせなきゃ・・・」


文句を言ったトランクスに、悟天がシュンとなる。


「ごめんね、トランクス君」


素直に謝る悟天。
トランクスとは本当に仲が良いようだ。

ほっこりしながらその光景を見ていると、悟空が優しい表情で笑った。


「トランクスのほうがお兄ちゃんなんだからしょうがねぇだろ?次に進むぞ。次は普通の状態で気を目一杯あげるんだ。いきなり超サイヤ人でのフュージョンは難しいからな・・・・」


悟空の言葉に2人が気を上げようと構える。


・・・その時、だった。


《聞こえるかーい?地球人の諸君~!》


心の中に直接響く不快な声。
それでいて微かに聞き覚えのある声に、誰もが目を見開いた。


バビディの声だ。

ピッコロの方をチラリと見れば、厳しい表情と目が合う。


《たった今、なかなかの情報が入ったよーん!》


その声に私以外の皆が目を瞑った。

え、なに?
何か見えるの?


しばらくして、釣られて目を閉じてみると、そこには魔人ブゥとバビディの姿が見えた。


《さっき僕が探してたやつの1匹、トランクスというガキは西の都の、カプセルコーポレーションってとこに住んでるらしいよー!》


バビディ、トランクスたちのこと追ってるの?
だとしたらこれは、かなりマズイんじゃ。


《これから行ってみようかなー?早く出てきたほうがいいよー。じゃないと、自分の住んでる町が消えちゃうよー?》


トランクスの気が大きく乱れるのを感じる。


当たり前だ。
ブルマ達はここに避難してるけど、他の人達は皆あそこにいる。

このままじゃ、西の都は。


「ちょっと孫君、今の聞いた!?」


バビディの声が消えるのと同時に、ブルマが部屋に飛び込んできた。


「家にはまだお母さん達もいるのよ!それに、西の都も・・・・」
「でぇじょうぶだ。ドラゴンボールで戻せるさ」


酷だけど、今はドラゴンボール頼りになっちゃうか。

そう思っていた私の横で、ピッコロが口を開く。


「いや、まてよ。先の願いで多くの人間を生き返らせている。・・・・次の願いは一つだけだ」
「じゃあ、全部戻してくれーって頼むのはどうだ?」
「うむ・・・いや、そう上手くいくか・・・・?」


そういえば、そうだった。
ベジータが暴走した時に死んだ人たちを、ブルマが生き返らせちゃってるから・・・次に願いを叶えられるのは一つだけになる。


そうなると確かに大きな被害が出るのは好ましくない。

でも、今はどうしようもないのも事実。


「ブルマ、今はこらえて・・・」


そう言ってブルマを宥めようとした私達に、聞き捨てならない言葉が突きつけられた。


「ドラゴンレーダーも無くなっちゃうわよ!」
「え」
「な・・・っ」


も、持ってきてなかったのか。
てっきり持ってきてるものだと・・・だってあれ、かなりの貴重品でしょ?

弱ったとばかりに悟空が頭をかく。

そして何かを思いついたのか、手を叩いてトランクスの方を向いた。


「トランクス。おめぇ急いでドラゴンレーダーとってこい」
「え・・・・」
「その間、バビディと魔人ブゥはオラが食い止めとく」
「・・・本当に大丈夫?すぐやられちゃうんじゃないの?」


トランクスの言葉に、悟空はどこか落ち着いた様子で頷く。


「あぁ、少しぐらいなら大丈夫さ。ほら、行って来い」
「・・・頑張るのよ、トランクス」
「頑張ってね!」
「わかってらー!」


ダッシュで神殿を飛び出していくトランクスの背中を見送ってから、悟空に視線を戻した。

どうするつもりだろ?
本当に食い止めるつもり?


相手はあの、魔人ブゥだ。

ヘタな食い止め方をすれば自分が死ぬ。


「さーって、やつらはどこだー?悟天、ちょっと待ってろよ」
「はい!」
「・・・良い子だ」
「はいストップー」
「んぐあ!?」


奴らの気を探って飛びかけたところを、蹴り飛ばして止めた。
無防備に蹴られた悟空は、目をパチクリさせて抗議する。


「なーにすんだ!!」
「何すんだ、じゃないよ!1人でいくつもり!?」
「あたりめぇだ。・・・お前たちには危なすぎる」
「あのね、悟空。自分が死人なの忘れてない?エネルギーを使いすぎればこの世にいられる時間は短くなるよ。あの魔人ブゥ相手にするんだから・・・ヘタすると、フュージョンっての教えられないまま・・・」
「ッ・・・・!」


どうやらそのことは知らなかったらしい。

私の言葉に酷く動揺する悟空を見て、私は悟空の手を握った。


「ってことで悟空。私を連れて行こう」
「・・・でぇじょうぶなのか?」
「大丈夫、私こうみえてもだいぶ強・・・・」


話している最中に殺気を感じて思わず止まる。


ギギギ・・・とぎこちなく振り返れば、ピッコロが殺気立った目で私を睨んでいた。
あ、えっと、その。

いや確かに無茶はしないと、約束したんですけども。


こ、これはその。

緊急事態と言いますか。


「言い訳は聞かん!!悟空、そいつは置いていけ!!」
「悟空!!早く飛んで!!」
「え、ええ!?」
「間に合わなくなっても知らないよ、悟空早くっ!!」
「貴様ッ!!待て!!」
「しょうがねぇなぁ・・・・」


呆れ声と、怒鳴り声。
その同時が一瞬ぐにゃりと歪んだのを感じて、私は目を瞑った。


ゆえ・・・貴様ァアアァ!!!」


ただはっきりと一つだけ聞こえた声は、確実に私を殺す勢いの怒声だった。






























目を閉じて、空けるまで数秒。
空気が変わったのを感じて目を開けると、そこにはさっきまで頭の中で見ていたバビディと魔人ブゥの姿があった。


「なーんだお前、生きてたのか。てっきりベジータに殺されたと思ってたよー。あ、でもお礼しなきゃね、おかげで魔人ブゥが蘇ったよー?」


バビディのむかつく言葉。
それに合わせて魔人ブゥが口笛のマネゴトをする。


そんなふざけた彼らを見ても、悟空は表情を変えない。


なんだろう。
どこからくるんだろう、この落ち着きは。


「オラもベジータも甘く見すぎていた・・・まさか魔人ブゥがここまでつえぇなんて、ありっこねぇと思ってた」
「当たり前だ。僕のパパが作ったんだぞ?それでなんだ?何しにきたー?」
「・・・・」
「そうかー。あの3匹の居場所を教えにきたんだなー?」
「まさかぁ。あん中の1人はオラの子供だ。それよりもオラは、お前たちに忠告しにきたんだ」


緊張感があるような、ないような。

私は少し離れたところで、悟空たちのやりとりを見ていた。


「忠告?この僕達に・・・?これは面白いぞ!!」
「・・・いいか。あの三人は近いうちに必ず現れる。約束する。だから無駄な破壊や弱いものイジメはやめろ!!」


悟空の言葉に、バビディがケラケラと笑う。


んー。
魔人ブゥの気は凄いけど、やっぱりバビディ自体はそこまで強くなさそうだ。

悟空が相手をしてることを良いことに、私は敵の観察を続ける。


「なんだー?なんで待つんだー?何か企んでるのかー?」
「そうだ。・・・おめぇたちを倒す特訓をな!」
「え」


え。

言っちゃうの、それ。


「そりゃ無理だ!アハハハハ!!!さ、魔人ブゥ、あいつをやっちまえ。ベジータみたいに殺されたいらしいぞー!」


交渉決裂、か。

分かってたことだけど、戦いが始まるとなると納得するわけにもいかない。


まぁでも、悟空も戦う気満々みたいだし。
私はここで敵の観察を続けていよう。

それでもしもの時は、私が。


「べぇー」
「なっ・・・なにしてるんだ!!ほら、やっちまえー!さっさとやれーー!」
「・・・分かった分かった、うるさいなぁ」
「なんだ?魔人ブゥ、おめぇそんなに強いのにバビディなんかの言いなりか?」
「・・・・」


反抗的なブゥを見て、悟空が煽った。
それに焦ったバビディの言葉が、魔人ブゥを苛つかせてる。


「うるさい!魔人ブゥは僕の家来なんだ!言うことを聞いて当然だろー!」


なんか、魔人ブゥのイメージが変わった。

もっと凶悪で怖い感じのイメージだったけど。
こうやって見てみると、ただの無邪気な子供のような。


バビディや、悪い影響を与える奴らがいなくなれば、もしかすれば。

そんな淡い希望が意味を成さないことも、知ってるけどさ。


「よーし、見ておけ地球人どもー!これから僕達に逆らうやつがどうなるか、見せてやるぞー」
「さぁーって。どうやって殺しちゃおっかなー?」
「・・・・ちぇっ。行くぞ!」


構える魔人ブゥと悟空。
2人のとんでもない気を間近で感じながら、私はゴクリと喉を鳴らした。


どちらが勝つかなんて、正直・・・

・・・・本当に分からない戦いになるだろう、と。




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(龍如/オール・海賊/剣豪)