Erdbeere ~苺~ 歴史の1ページ 忍者ブログ
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2015年02月02日 (Mon)
ベジ夢/ヒロイン=地球人/切甘々/R18/※ヒロイン視点
※ゼノバース軸
※発売前のため設定にズレあり

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時の界王神様、許してください。
タイムパトロールを請け負った私が、時間軸そのものを歪ませる存在になってしまったことを。


「・・・何を考えている?」
「ん・・・な、何も考えてないよ?」
「嘘をつくな。どうせお前のことだ。これからのことが気になってるんだろう?」
「・・・うん」


白いベッドの上。
たくましいその素肌を晒したベジータが、私の汗ばんだ頬を撫でる。


いつだったか。

ベジータと歴史の修正中に出会い、修行をして―――それだけだったはずなのに。


いつの間にか惹かれ合って、歴史そのものを歪ませたのは私。
もう一度修正し直すためにタイムパトロールに戻ろうとした私を、壊してしまったのは彼。


「言ったはずだ。・・・俺から離れるのは許さんぞ」


狼の様に鋭い瞳が私を捉える。
頬を撫でていた手がゆっくりと下に滑り、厭らしく腰を撫でた。

彼に教えこまれた感覚が、ゾクリと私を震わせる。
堪らずベジータに腕を掴めば、満足気に笑う意地悪いベジータと目が合った。


「残念だったな・・・俺に目をつけられたのが終わりだったんだよ」
「残念とは思ってないんだけどね・・・っ」
「ほう・・・言うようになったじゃねぇか」


もうこの世界軸はパラレルワールドなんだろうか。

ベジータってブルマさんにツンケンしてるイメージだったのに。


私の目の前にいる王子様は、私に執着する。
ある意味恐怖さえ感じさせるほど。

ただの地球人である、私に。


「またくだらねぇこと考えてるみたいだな」
「んっ・・・」


しょうがないよ。
だって私は、タイムパトロールのためだけに呼ばれた存在。

それが使命を裏切り、こんなことをしているのだから。

でも、彼の手は考えることを許さない。
もう幾度と無く愛しあった私の肌に、熱く触れる。


「や、もう・・・っ」
「なんだ・・・?」
「何回やったと、思ってんの・・・っ」


滑る指が確実に私を追い立てていくのを感じて掴んだ。
その瞬間、ベジータが起き上がって私の上に覆いかぶさる。

熱く鋭い瞳が、私を見下す。

抵抗しようとする私の両手を軽く右手で押さえつけて。

自由な左手が、さらけ出された胸に触れる。
それだけで身体が揺れてしまうのを感じ、思わず目を閉じた。


「良い反応しやがるなぁ?」


なんて、楽しそうに笑ってるんだろう。
見なくても分かるベジータの笑みに、ちょっとむかついて膝を上げてやる。

ガッ!と鈍い音が響いて、頭上でうめき声が響いた。

思った以上の反応に恐る恐る目を開けば、顔を引きつらせたベジータが牙を向く。


「・・・まだまだ足りないみたいだな」
「や、ス、ストップ!」
「いまので完全に止める気はなくなったぜ」
「んあぁっ!」


女としての力じゃ、彼を押しのけられない。
彼の手が私の胸に触れ、それからゆっくりと腰に降りて、大事な場所には触れず焦らすように全身を楽しむ。


「っ・・・あ・・・」
「どうした?・・・声は我慢するなと教えただろうが」
「だっ、て・・・・」
「まぁ、いい。我慢できないようにしてやるだけだ」


私の手を押さえつけていた方を離すと、口づけで私の文句を抑え込んだ。

苦しくなるほどの深い口づけに、両手が自由になったにも関わらず抵抗する気が起きなくなる。

狂ってると、誰かが怒っても。
溺れてしまった私は引き返せない。


「んっ、んん・・・・」


いや、違う。
引き返そうとしてもきっと、彼が。

――――私を、繋ぐだろう。


「ぁ・・・!!」
「どうした?口が緩んできたぜ?」
「ッ・・・・」


唇を必死に噛んでも洩れる声。
彼の手は的確に私を焦らし、楽しんでいる。

私の奥がじんわりと熱くなっているのは分かっていることなのに。
ベジータはわざとそこを外して、触れようとしない。


「・・・ベジー・・タ・・・・」
「・・・なんだ?」
「ひ、ぁ・・・や、ぁぁっ」


胸の先を摘まれ、自分の身体じゃないのではないかと思うほど身体が跳ねた。

いつから狂ったんだろうとか。
考えても無駄だってことは解ってるけど、考えてしまうのは罪悪感。

未来が変わっていく音と、愛されて洩れる私の声。


「も、意地悪、はげっ・・・・」
「言いやがったな・・・?」
「っ!!やぁあぁっ・・・ぁ、だ、めっ・・・!!!」


焦らされていた熱のこもったそこに、指が一気に突き立てられる。
ベジータの表情を見れば、ゾクリとするような視線とぶつかった。


「凄い反応だな?こうされることを期待してたのか?」
「ち、がっ・・・」
「お前は俺を素直じゃないというが・・・お前も大概だろう。これだけ反応してやがるのに、まだ否定するつもりか?」


わざと音を立てられて。
赤く腫れ上がっているであろう場所も濡れた指で擦られて。

狂うほどの快感に一瞬で飛びそうになった瞬間、ベジータが全ての動きを止めた。

荒い息で期待したように見つめてしまう私を、あざ笑う彼は綺麗だ。


「まだ考えてやがるのか・・・?」
「んぁっ、ベジータ、も・・・うっ・・・・」
「くくっ・・・残念だが、今日はたっぷり焦らしてやる。お前のその馬鹿な考えが吹き飛ぶぐらいにな・・・」
「ひあぁあっ」


焦らされたそこが冷めないように動く指。
確実に弱い部分に触れていくそれは、寸前のところでまた止まる。

ああ、虐められるのに、この時間さえも。


「ベジータ・・・好き・・・っ」


全てが、好きだ。
ベジータの全てが。

時間なんてどうでもいい。

私がパラレルワールドを作ってしまったとしても、どうでもいい。


「俺を煽ってるつもりか?でもまだだ」
「あっ、も、我慢できない・・・!」
「駄目だ」


焦らされていく身体が、その先を求める。
ベジータに教えこまれた快楽が欲しくて、足が動いてしまう。


「っは・・・ぁ・・・!おねが、い・・・・っ」


何度願っても、欲しい快感は手に入らない。

壊れそうになる。いやもう、壊れているのかもしれない。

必死に強請って、ベジータにすがりついて。
たくましい首に手を回して、そのままキスをする。


「んっ、ふ・・・・」
「ん・・・・」


ベジータから洩れる色っぽい息に、何かが崩れ落ちるのを感じた。


「ベジータ、お願い・・・」
「ちゃんと言え」
「・・・ベジータが、欲しい・・・です」
「あぁ・・・くれてやる。だから・・・・」


”俺に狂え”


突き刺すような痛みと、快楽。
吐く息すらも分からなくなるほどの行為に、視界がぼやけていく。


熱い口づけから、胸元に走る痛み。

咲き誇った独占欲の花に微笑む私を、ベジータが撫でる。


その間も、愛しあう動きは止まらないまま。
強く奥を求めて動かされるそれに、焦らされていた私はあっという間に達した。


「あ、あぁぁあっ・・・・!!!」
「馬鹿野郎が・・・!!まだいっていいとは言ってないぞ・・・まだ、仕置が、たりないようだな?」
「あ、だ、めっ・・・・!今まだ、いった、ばっかりで・・・あ、ひゃぁぅ!!」


このまま、壊れてしまいたい。
もう何も考えられないぐらいに。

もっと、もっと。


「ベジータ・・・私を、壊し、て・・・・っ」
「元々そのつもりだ・・・!俺様以外を考えられなくしてやる・・・っ!!」


壊れて、乱されて。
もうもどれないところまでいけば、私は。

ごめんなさい。

私はもう戻れない、戻らない。

この歴史も、どこかに刻まれて、いつか修正されるんだろうか。
それでもいい。もう何でも良いんだ。


































愛してる、ベジータ
(歴史の改変を直すものが、歴史を崩した1ページ)
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