いらっしゃいませ!
名前変更所
新選組。
俺が坂本龍馬としての人生を隠し、覆面の男を追って入隊した場所。
そこは殺しにあふれる、俺にとっては居心地のいい場所とは言えない組織だった。
それでも覆面の男を探るため、三番隊の仕事を続ける。
今日も、明日も。
上手く情報が入らない日々に、俺は少し苛立ち始めていた。
一番候補だった近藤は、自分の手で戦い、覆面の男ではないということを知った。
なら、誰なんだ一体。
その疑問が俺の苛立ちを更に強める。
「おい、あけ」
「んぁー?」
苛立ちを紛らわすために屯所を歩いていた俺は、意外な組み合わせの声に足を止めた。
声のする方向をそっと覗いてみれば、訓練所で土方とあけが話をしている。
鬼の副長、という名前に相応しい残酷さを持つ土方。
そして副長や局長の補佐をしているという、小柄な少年あけ。
どちらかといえば、あけは沖田のようにいつもへらへらしているタイプだ。
土方とはあまり仲良くなさそうに見えたのだが、今目の前で話し込んでいる二人は、まるで兄弟に笑顔を見せている。
「この前の件、どうなっている」
「あれなー。報告書は作ってあるけど、もういるか?」
「・・・・作ったらさっさと渡せと言っているはずだが」
「うぐ・・・」
あけはほとんど表に姿を見せない。
集会にも顔を出してはいるが、ただ土方の隣にいるだけで、ほとんど発言しない。
ただ、沖田や永倉と仲が良いのはどこかで聞いたことがある。
ほとんど表に出ず、俺たちのような隊長でも知らないような任務をこなしている彼。
俺は顎に手を当て、その場で考え込んだ。
「(局長や土方の傍にいて、謎の任務をこなしている・・・・その任務が何なのか、俺達は一切知らない・・・・)」
怪しい。
もし彼も理心流の使い手ならば、十分に可能性はあるだろう。
俺は近々そのことを確かめようと、あけを追うことに決めた。
彼は表に姿を表すことはあまりしないが、この屯所を拠点としていることには変わりない。
必ず、どこかには居るはずだ。
そうと決まれば、明日からやることは一つ。
翌日から俺は、あけのことについてたくさんの人に聞いて回った。
藤堂からは「え?もしかして斉藤さんって・・・」と変な疑いをかけられたが、俺はそれでも構わずあけのことを探り続けた。
そして探れば探るほど、彼に対する不信感は募っていく。
伊藤派の人間に彼のことを聞けば、皆ほとんど知らないと首を振る。
逆に沖田や永倉に聞けば、彼を褒める言葉ばかりが出てきて。
それだけじゃない。
話を聞けば聞くほど、彼らは必ず俺に釘を刺すのだ。
「あけに近づくな」と。
必要以上に干渉することは許されない、と。
何かを守るような動き。
俺はそれがどうしても引っかかり、ついにあけの部屋を尋ねることにした。
誰もいない、時間帯。
中から気配がするのを確認した俺は、逃げられないように”声をかけず”そのままあけの部屋の襖を開いた。
「おい、ちょっといい・・・・」
部屋の中にいたあけは、俺の方を見て固まっている。
そして俺も、そんなあけの姿を見て固まった。
上半身脱ぎかけの服。
そこから見える、男にはありえない膨らみ。
胸?なんで、男に胸があるんだ?
しばらく思考停止していた俺は、ある一つの答えにたどり着いて口を開いた。
「まさか、お前、おん・・・・」
俺が思考停止に陥っている間に服を着たのか、羽織で胸を隠したあけが俺を睨む。
まだ理解が追い付いていない俺は、今してしまったことに大してなんとか言い訳をしようとして―――
―――目の前に刀が迫ってくるのを、間一髪で避けた。
「なっ!?」
「ふざけんなこの変態が!!!!」
慌てて部屋から逃げ出す俺を追って、あけの刀が振り下ろされる。
俺はその刀をなんとか避けながら広い場所へあけを誘導し、そこでやっと刀を抜いた。
すると騒ぎを聞きつけたのか、沖田と土方もその場にやってきた。
これはマズイ・・・と思っていた矢先、あけが涙目で俺の方を指差す。
「おいふたりとも!!こいつに部屋の入り方の礼儀から教えておけッ!!!!」
乱れた羽織。
涙目のあけ。
指差される、俺。
察しのいい土方は眉をひそめ、ぴくっと頬を引きつらせた。
沖田も気づいたのか、呆れ顔で俺を見る。
「あかんいうたやろ、一ちゃん。そんなに盛ってたんか?」
「ち、違うぞ。これは事故で・・・!大体俺は知らなかったんだ」
「・・・・まぁ、知られては不都合もあります。ですが事故とは言え知ってしまったからには、処分はあけ本人に任せましょうか」
土方が冷静に言うと同時に、あけが理心流の構えをとった。
先ほどの涙は消え、俺に向けられているのは本物の殺意。
「事故とは言え、私の裸を見たんだ・・・・殺してやる」
裸。
そう言われて俺の脳裏に蘇った、女としてのあけの姿。
だがこれは、事故だったんだ。
別に見たくてみたわけじゃない。いや、その言い方もどうかと思うが。
色々言い訳を考えているうちに、止める気のない土方に名前を呼ばれた。
「斉藤君」
「・・・っ、な、なんだ」
じりじりとにじり寄られる。
恐怖を覚えた俺は、無意識に唾を飲み込んだ。
ここで、殺されるのか、俺は。
俺が求めているモノ以上に、見てはいけないものだったのか。
そうこう考えている内に土方は俺の肩に手を置き、そして。
「本当に女性でしたか?」
耳元で囁いた。
一瞬、思考が止まる。
すると今まで無関心そうな顔をしていた沖田も加わり、俺の予想外の話をしはじめた。
「女っちゅうのは知ってるんやけどな。中々本当にそうなのか証拠は見せてくれへんくてな!」
「そ、そりゃ当たり前だろ・・・」
「だが、あけと私達は長い付き合いだ。・・・気になるのはわかりますよね?」
「い、いやそうかもしれねぇが・・・」
あけが女だということは知っていたらしい。
だがその証拠となるものは見たことがないらしく、それを見てしまった俺に興味津々で食いつく土方と沖田。
もちろんそれを、あけが許すわけもなく。
あけは俺たち三人の目の前でわざとらしく咳払いをすると、もう一度理心流の構えを取りなおした。
「どうやら・・・三人共、死にてぇようだな・・・・?」
構えを取った瞬間、あけの刀が土方の刀とぶつかり合った。
俺の目には、いつ土方が刀を抜いたのか、そして
いつあけが刀を振り下ろしたのかも映っていなかった。
もう、訳の分からないことになってしまったが、これも好機と言い聞かせよう。
彼の・・・いや、彼女の理心流を見れる機会だ。
「まずは土方、てめぇからだ!」
「なぜ私なんです?大体、長い付き合いだというのに任務以外で女性の格好をせず、私達に何も見せないからこうなるんでしょう」
「うっせ!見せる必要なんてねーだろ!」
喧嘩をしながらも、鋭く突きを放つ刀、そしてそれを受け止める冷静な土方の刀。
沖田はそんな二人を止めること無く、ただ笑いながら見ていた。
なんだか、見慣れてるといった感じの表情だ。
案の定、沖田は二人を無視して俺の方に話しかけてくる。
その間も、近くで二人の刀がぶつかり合う音が響いていた。
刀も口論もどちらもすごいが、それ以上にこれに慣れている沖田もすごい。
「やー、おっぱじめおったなぁ・・・・こうなったらしばらく止まらへんで」
「・・・・いつもこうなのか、その、この二人は」
「ん?そやで。意外と仲がいいからのぉ」
段々と、二人から距離を離す。
戦いに巻き込まれるのもごめんだが、今のところ、土方もあけも俺の追っている奴とは戦い方が違うようだった。
違うのなら、これ以上厄介な事になる前に逃げるが勝ち。
俺は沖田と無言で目を合わせると、そのまま静かにその場から逃げた。
数日後、俺は任務を任された。
内容は脱走者を捕まえるというもの。
しかもそれは、俺の隊の人間だった。
付き添いに来たのはあけで、俺のことを不機嫌そうに睨んだ。
「・・・・なんでお前みたいな変態と・・・・」
「あれは事故だっていってるじゃねぇか」
「あー、はいはい」
土方に気に入られ、沖田ともの仲の良い女。
何よりも、男に負けないその強さ。
一体彼女は、どうしてこんなところにいるのか。
純粋に俺は彼女のことが気になっていた。
普通の侍ですら、新選組に入るのは大変だというのに。
「場所はー?」
「・・・あ、あぁ。祇園の日向屋って店らしい」
「へー・・・ま、そこそこの店だな。飲んでんのか・・・呑気なことだな」
ここから日向屋までは少し距離がある。
俺はその間、周りを見渡しながら歩くあけに質問を重ねた。
単純な、興味。
一目惚れに近い感情で、俺はあけのことを聞き出す。
「なんでお前は、新選組に入ったんだ?」
「ん?んー・・・近藤局長に拾われて、かな」
「拾われた?」
「あぁ。私は元々身寄りを無くした、子供だったからな。まぁずる賢かったから、その時から情報屋みたいなことはして稼いでたんだけど」
淡々と自分の過去を語っていくあけに、女の表情は見えない。
すごいな。ここまで完璧に自分を押さえ込んでいるなんて。
新選組として、戦うものとして、覚悟を決めた奴はこんなにも違うのか。
「・・・お前は」
少年のような、女。
女だということを知ってからよく見ると、確かに女性らしいところもある。
細身の身体。
色白な肌。
綺麗な瞳。
思わず手が伸びそうになり、俺は慌てて手を引っ込めた。
なんだ?ただ、興味があるだけだと思っていたのに。
「・・・・っ」
違うのか?
俺は、何を考えてるんだ。
違う。
俺はただ、彼女が男として過ごしていることに興味を持っただけだ。
決してやましい感情はない。
そう言い聞かせても、彼女が女だと知ってからの俺の心は揺れ続けていた。
女と知ってから、彼女のことをよく知るようになった。
普通に会話をするようになり、手合わせをするようにもなり。
段々と、彼女に惹かれている、自分がいる。
ただそれと同時に、彼女が戦うことに少し戸惑いがあった。
傷ついてほしくないという思いが、あるからだ。
「ここだな」
「ついたか・・・・」
あけが見上げた先にあったのは、こじんまりとした遊郭だった。
この中に、脱走隊士がいるのか・・・秋元とかいう男と、同じ場所だな。
少し力が入りかけた俺に、あけが笑いながら声をかける。
「きばんなよー。お前の腕なら、一人ぐらいちょちょい、だろ!」
あけの声に後押しされ、俺は任務へと向かった。
新選組として、ここにいるために。
「あぁ・・・いってくる」
また、同じだ。
あの秋元などという男と同じ。
逃げた隊士は誰もが言う。
「こんなつもりじゃなかった」と。
確かに狂ってる。
狂ってる、組だ。
分かっていても、脱走者は死罪。
分かっている。
分かっているが、俺も秋元の時と同じだった。
震える隊士から刀を引き、静かに逃げるよう促す。
秋元の時はこの時に切られた。
だが、今いるのはあけのみ。
今回なら、きっと。
「・・・・裏口から逃げろ。お前のようなやつを捕らえる時間も惜しい」
隊士は震えながら刀を置き、その場から悲鳴を上げて逃げ出した。
――――しかし、その悲鳴はすぐに消え。
変わりに聞こえてきたのは、肉を切り裂く刀特有の音。
襖に飛び散る、血の音。
俺は慌てて、その部屋を出た。
部屋を出た先に広がっている光景など、想像がついていた。
「っ・・・」
「もー、だめじゃんか、斉藤。逃しちゃ」
藤堂の時と、同じ。
血に濡れた、あけの姿。
そんなあけに近づいた俺は、反射的にあけについた血を拭った。
「ん?いいのに。どうせ風呂入るから」
平然と言うあけに、俺は首を振る。
「お前みたいな女が、血に塗れるのは見たくない」
俺の、本音。
ただの少女に変わりないあけを、戦いに染めたくなかったのだ。
だが、今の言葉が地雷だったということに、俺は気づいていなかった。
目の前のあけが、無言で刀に手を掛ける。
「お前、それ本気で言ってる?」
「・・・・何?」
「新選組に、男として入ってるんだ。その言葉が、どれだけ私の覚悟を侮辱してるか・・・分かってんのかって聞いてんだよ」
土方とふざけて刀を打ち合っていた時とは、明らかに違う。
膨れ上がる殺気が、俺の足を震わせる。
それでも、俺は。
「お前に・・・血にぬれてほしくない」
血に塗れたあけを見て、俺はそれだけを思った。
綺麗な彼女の白い肌が赤く染まるのが、綺麗な瞳に死を映すのが、気に入らない。
映すならもっと美しいものを見てほしい。
彼女はそれを侮辱だと言うが、俺には耐えられなかった。
「覚悟を決めていたとしても、別に女を捨てる必要はねぇだろう。お前はどんな女よりも」
――――美しい。
そう言おうとした俺の喉元に、切っ先がつきつけられる。
「なら表にでろ。私に話を聞かせられるのは、私より強い人間だけだ」
あけは俺に背を向け、隊士の死体には目もくれず遊郭の外に出て行った。
仕方ないと、俺もその後を追う。
別に勝負がしたいわけじゃない。
だがあけに話を聞いてもらうには、これしかないみてぇだ。
「・・・んじゃ、準備はいい?」
彼女はいつも、こうやってきたのだろうか。
男と同じ土俵に立って、力で勝負をして。
どれだけ、苦労したのだろう。
俺の言葉が、その努力に対して侮辱していることは分かっていた。
それでも、俺は伝えたかった。
たとえ”男”として生きる道を選んでも、”女”としての幸せを捨ててはいけないと。
現に俺は、あけのことを。
「何ぼけっとしてんだ・・・・いくぜ!」
愛しいと、感じていた。
最初は彼女のことを何も知らなかった。
怪しいとさえ感じて、探りをいれていた。
でも彼女のことを知れるようになってから、俺の考えは変わった。
「はぁっ!!!」
常に真っ直ぐ前を見据え、誰にも負けない強い心を持っていて。
そして誰よりも人のことを考え、気遣ってくれていた。
自分が傷ついても、一人で抱え込んで笑う。
俺はいつの間に、引きこまれてしまったのだろうか。
「・・・・まだまだっ!!」
「くっ・・・・」
刀を打ち合えば分かる。
彼女の決意が、その強さが。
力こそないものの、的確な判断、攻撃の受け流し、どれも際立つものがあった。
刀が触れ合うたび、彼女の心が伝わってくるようだ。
俺の攻撃の隙を突いて滑りこまされた刀を、ギリギリのところで弾く。
「ッ・・・」
勝負は、もう、決まっている。
彼女は刀を振るうことを止めていない。
・・・だが、もう彼女に動ける力は残っていない。見れば分かる。
「っは・・・く・・・」
息を切らしても尚、俺に刀を突きつけ続けるその強さには関心させられた。
俺はそんなあけを見て、静かに刀を降ろす。
「ッ!なんで刀を降ろす!!」
「もう勝負は決まった。お前はもう戦えねぇ」
「っ・・・ふ、ざけんな!!私は、私はまだ・・・っ」
ふらつく足取りで振るわれる刀。
俺はそれを寸前のところでかわし、手刀であけの刀を飛ばした。
もうこれで、本当に戦えない。
あけはその場に座り込むと、弾き飛ばされた刀と俺を交互に睨んだ。
「っち・・・」
俺の、勝ち。
それが屈辱なのか、あけは俺を睨むことしかしない。
その目は、今にも牙を立てようとする猫のようだ。
隙を見せたら刀を拾いに行って俺のことを刺す。
そのぐらい、彼女は悔しさに表情を歪ませていた。
・・・でも、俺が勝ったんだ。
つまり、俺の話を彼女は聞かなければならない。
俺はニンマリと悪い顔で笑うと、崩れ落ちたあけの前にしゃがみこんで肩を掴んだ。
そして、耳元でささやく。
「負けたんだ。俺に付き合ってもらうぜ」
気の強い彼女なら、約束もきちんと守るだろう。
あけは俺の言葉に軽く舌打ちすると、降参とばかりに手を上げて頷いた。
「だーっ、飲み過ぎだっつの。絡み酒かよこいつ・・・・」
「そんなんじゃねぇよ、たまにはお前を羽目外せ」
「うるさいな・・・外してる時もあるっつうの」
遊郭で飲み、酒場で飲み、そして屯所に戻って飲む。
こんなことをしていたら土方には怒られそうだが、いつも真面目に働き続けているあけにも力を抜いて欲しかったからだ。
一番の理由は、ただあけと飲みたかったから・・・だが。
「もういいだろ・・・散々色々話をした。もー寝させてくれよー・・・・」
眠そうに天を仰ぐあけに、酔った俺の心が騒ぐ。
やっぱり、綺麗だ。
どんな女よりも、美しく、強く、真っ直ぐで。
いつだって明るい。
あけとの時間を重ねていくたび、俺の中であけの存在が大きくなっていくのが分かる。
「・・・・どうやら、酔ったみてぇだな」
相当、ダメなようだ。
ふらついてきた頭を抱えながら倒れ込めば、文句を言っていたあけが布団を掛けてくれた。
「ったく・・・・じゃ、私も寝る」
「・・・・ありがとな」
「・・・・・」
俺の礼を聞いても、あけの足は止まらない。
俺はそんなあけを止めるように、酔いで薄れていく記憶の中、心に秘めていた気持ちを呟いた。
その、一言が。
あけの足を止め、表情を赤く染そめたのを見て、俺は静かに意識を落とした。
「好きだ」
(一目惚れに近いその恋は、その一言からまた始まる)
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