いらっしゃいませ!
名前変更所
綺麗だ。
その一言しか、出なかった。
肌を晒した彼女は人形のような肌をしていて。
これからこの全てを汚せるのだと思うと、快楽と緊張に震えそうになった。
「ピッコロ震えてるよ?大罪って聞いて怖くなった?」
「・・・本当にそう思うか?」
「っあ・・・」
やんわりとした抵抗すら押さえこんで、服を魔術で消して肌に触れる。
白い肌は短くした爪でも傷つけてしまいそうなほど柔らかい。
少しひんやりとしていて、いつもの感触とは違った。
小さく震える体に、愛おしさを覚える。
湧き上がる欲望を押さえることなど出来るわけもなく、俺は首筋に牙を立てた。
「っ・・・ひ、ぁ!!」
「フッ・・・これでお前は、俺のものだ・・・・」
「・・・最初から、ピッコロの・・・ものだし」
「・・・・そうだったな」
首筋に咲いていく華。
独占欲を見せつけるそれは、いつもより赤く見える。
「ん、ぅ」
首筋から段々と下へ。
味わうように舌を這わせれば、ゆえの手が俺の腕を掴んだ。
そんな止める気のない手で俺を掴んで、どうするつもりだ?
ただ煽るだけだと気づくべきだ、お前は。
「あぁ、や、ぁあ・・・っ!」
「嫌、か?・・・本当か?」
「っさ、い・・・」
「ククッ・・・・」
「んあっ!!!」
見事に煽られた俺は膨らみに手を伸ばして頂点を摘んだ。
「ひぅ、あ、あぁ・・・っ!」
片方の頂点をいじったまま、もう片方を舌で味わう。
やだやだと首を振りながらも感じている姿は、更に俺を煽っていく。
嫌、か。
嫌というわりには、いい香りがしてきたがな。
俺の鼻を掠める、女特有の甘酸っぱい香り。
それに気づいた俺は顔を上げ、わざと見えるように舌を出して唇を舐めた。
「・・・・なんか、ピッコロやらしー」
「お前もな」
「誰の、せいさ・・・」
「俺のせいか?なら光栄だな」
「んっ・・・ぁ、やだ、見ないで・・・」
普段の調子を取り戻したと思えば、すぐに弱々しく俺の手を掴む。
だが俺は止めること無くゆえの足を広げ、甘い香りのするそこに触れた。
くちゃり。
イヤラシい音が、俺を煽る音が、聞こえる。
そしてそれはゆえにとって・・・羞恥の音。
「っ・・・・ぁ、ん、馬鹿っ・・・!」
「っ!」
抵抗のつもりか、ゆえの白い翼が俺の頬を優しく叩いた。
ふさふさの心地良い感触が、俺の頬を撫でる。
俺は無意識にその翼に手を伸ばし、そっと翼を撫でた。
「んっ・・・」
「・・・翼も感じるのか?」
「んなわけ、ないでしょ・・・。でもそんな、人に触らせる場所じゃないから・・・・」
「ほう?」
その言葉を聞いて加虐心が擽られる。
天使を犯すことが大罪だというのに。
俺は飽きたらず、全てを汚そうとしている。
それすらも、興奮の一つになって。
「っひ、ぁ・・・!」
翼に唇を近づけ、舐め上げた。
いい感触とは言えないが、舐めるたび反応するゆえが愛おしくてその行為を続ける。
こうしてみると、本当に人間離れした姿だ。
鳥などとは比べ物にならないほどの立派な翼。
人形のような白く冷たい肌。
長い青い髪。
俺だけを見る、瞳。
「や、ぁ・・・!ピッコロ、は、それ、やだっ・・・」
翼を触られるのが擽ったいのか、ゆえが弱々しく俺に訴えた。
それを聞いてやるほど優しくないことを、知っているはずなのにな。
「嫌ならこれはなんだ?」
イヤラシい音を立てて誘うその場所に、指を埋めていく。
指を溶かすほど熱いその場所は、俺の指を呑み込んだ。
「ぁ、ひぅっ、や・・・!!」
「気持ちよさそうだな?」
「はぁっ、ぁあぁあ、ぅ」
翼に触れつつ、片方の手で泉を弄る。
加えて親指で泉の上の蕾をいじれば、ゆえが耐えられないとばかりにシーツを掴んだ。
同時に指を締め付ける力が強くなる。
あぁ、いきそうなのか。
聞かなくても分かるゆえの身体に、思わず笑みが零れる。
「ぁ、だめ、あぁ・・・や、ピッコロ・・・っ」
「くくっ・・・その身体でも感じる場所は同じなんだな?」
「んんっ・・・は、ぁ・・・・!!」
大粒の涙がシーツを濡らした。
俺の言葉に抵抗出来ないほど、快楽に溺れている姿。
イかせない程度に指の動きを緩め、その姿を楽しむ。
だが、そんな余裕も続かなかった。
ゆえの吐息が。
甘い声が。
揺れる白い翼が。
俺を、誘う。
「っは・・・ぁ、ピッコロ・・・?」
・・・ゆえがこの姿でいられる時間も、少ない。
指の動きを止めた俺を、不思議そうに見るゆえを撫で。
それから一気に自分の熱を突き立てた。
「っ――――あぁああ!!」
「っく・・・・ぁ・・・」
すまない、ゆえ。
痛いのは分かってる・・・だが。
「ゆえっ・・・・」
「ひあぁ、あっ、やっ!あぁあ、んっ、ぅぅ!!」
お前の姿が解ける前に。
お前が天使の姿でいる内に。
俺の全てを打ち付けたかった。
打ち付けて、壊して、汚したかったんだ。
「は、ぁっ、や、ぁあぁ、ひぅっ」
「ゆえ、ゆえっ・・・・」
「あ、ぁ、ばかぁっ、もっと、ゆっくりっ・・・・して・・・」
「無理な相談だな・・・っ」
「やぁ、あ・・・・くる、しっ・・・」
零れる涙。
苦しそうに吐かれる息。
奥を求めて打ち付ける。
何度も、何度も。
「ピッコロ・・・っ」
綺麗だ。
ふわりと白い翼が俺の頬を撫でる。
「っは・・・綺麗だ、ゆえ」
「ッ・・・・」
普段言わない言葉に、締め付けが強くなるのを感じた。
「ゆえ」
お前は心が読めるんだろう?
なら俺がしてるように、お前も俺の心を読めばいい。
俺は口に出来ないからな。
お前が素直に言ってくれるような言葉も、甘い言葉も、真正面からは言えない。
だがそれでお前が感じてくれるのなら。
愛してる、ゆえ。
お前の全てを。
「ッ・・・ぁ、ば・・・ばか・・・・」
心を読んだのだろう。
ゆえが震えながら俺の背中に手を回し、抱きついてくる。
―――――もう言葉はいらないと、そう言われている気がした。
顔も見えないぐらいしっかりと抱きしめて、お互いの全てを触れ合わせる。
繋がる場所だけでなく、触れ合う肌や吐息さえも愛おしい。
「ピッコロぉ・・・っ」
「っは、ぁ・・・」
「ん、もっと・・・もっと・・・!」
「・・・馬鹿がっ・・・」
言葉に煽られ。
そして。
《ピッコロ、大好き、大好き、愛してるっ・・・・》
心の中の気持ちにも、煽られる。
「あ、も、だめっ、いっちゃ・・・ぁ!!」
「俺ももう・・・・ゆえっ・・・!」
背筋を駆け抜ける快楽。
俺はそれに抗うこと無く腰を打ち付け、限界に達した熱を中に放った。
同時に、ゆえが腰をびくっと震わせて達する。
「あぁああぁあっ・・・・!!!!」
抜けていく力。
そして徐々に白い翼が消え、黒い翼へと戻っていく。
急速に進めた行為のせいで時間に気付かなかった。
相当、無理させてしまったんじゃないか・・・?
欲望のままに動いたのは俺だというのに。
全てが終わった後、俺は少しだけ後悔した。
「っは・・・はぁ・・・はぁっ・・・・・」
「・・・大丈夫か?」
「心配するなら・・・最初から、こんな・・・・激しすぎ」
抗議の一つなのか、俺の腕に今まで無かった黒い尻尾が巻き付く。
「・・・戻ったのか」
「戻ったら、いや?」
「いや?言っただろう。どっちのお前も好きだ」
そう言って再び熱を宿した己を近づければ、ゆえが目を見開いた。
俺の腕に巻き付いていた尻尾が慌てて離れようとするが、逃すわけもない。
そっと尻尾の根元を掴み、わざとらしくなで上げる。
「っは!や、待って・・・・!」
「待たない」
「今さっき大丈夫か?って心配してたじゃん!?どこいったのその心配は!!」
「お前のせいでどっかに言った」
「私のせいなのかよ!っぁ、こら・・・っ!さわっ・・・ん・・・っ」
悪魔の見慣れた姿でも、やはりその姿は俺を煽る。
お前の存在自体が俺を煽るんだ。
諦めるんだな。
俺から逃げることなど、絶対に出来ないんだ。
「ゆえ」
「っ・・・・ん」
「左手、貸せ」
「んぅ?」
ふと目に入った、傷のついた結婚指輪。
戦いの痕跡を見せつけるそれを手にとった俺は、魔術で元通りの綺麗な状態に戻した。
「・・・もう一度誓え」
何を、とは言わない。
きっと分かるだろう。
証拠に、ゆえの唇が弧を描く。
「”永遠の愛を誓います”」
ナメック語で放たれた言葉。
それに満足した俺は、もう一度ゆえの唇に触れた。
まだだ、まだ。
もっとお前を味わいたい。
朝日が登るまで、気絶するぐらいに。
「っぁ、ピッコロ・・・こら!」
「観念しろ・・・寝れると思うなよ?」
まだ――――夜は、長い。
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