Erdbeere ~苺~ 愛しき人にはイタズラを 忍者ブログ
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いらっしゃいませ!
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2025年03月09日 (Sun)
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2014年09月14日 (Sun)
イタズラしたくなるもんだろ?
そしてその反応が、見たいんだよ
(峯:龍4:ギャグ:甘々:R18:※ヒロイン視点)

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一度は死ぬことを選ぼうとした峯を、私の勝手で助けた。
でも峯はそれを受け入れてくれて。

あまり笑うことをしなかった峯が、笑うようになったのはつい最近。

色々なことに反応してくれるようになったのも、最近。

だからそれがもっと見たくて、ついつい峯に意地悪なことをしたり
ちょっかいを出したりしてしまう。


「なー、峯」
「・・・・なんです?」


仕事に集中している峯の目の前に行き、顔を上げたところでシャッターを切る。
峯はその音にピクリとこめかみを動かし、私の方を睨んだ。


「なにしてるんですか」
「何って、撮影?ぶふっ、素で驚いた顔してる・・・これはレアだなー」


携帯に映る、峯の素の表情。

驚いたような、困ったような。
あまり見ることの出来ない表情に、思わず保護のボタンを押す。


「まったく貴方という人は・・・俺を撮って何が楽しんだ?」


資料を見ていたはずの峯の瞳が、真っ直ぐ私を捉えていた。
穏やかな、温かい、でもどこか余裕のある笑みが、私の顔を熱くさせる。

でもこんなところで動揺してたんじゃ、意地悪い峯の相手なんて出来ない。

私はニヤリと意地悪い笑みを浮かべると、携帯をチラつかせて峯の方に近づいた。


「待ち受けにしちゃおっかなー?」


冗談に聞こえるようで、それはどこか本気だったりするのだけど。

峯とこうやって穏やかな時間が過ごせるのは、毎日じゃない。
だから峯を見ていたいと思うのは、間違ったことじゃないはずだ。

いつからこんな、甘い女になったのかは分からないが。
見ていたいのだ。峯のことを。ずっと、眺めていたい。


「・・・・なぜです?」


冷静を装いながら携帯を奪い取られると踏んでいた私は、峯から放たれた言葉に動きを止めた。
まさか疑問文を返されるとは思っていなくて、返事を返そうにも言葉に詰まる。


「え、や、あの・・・・」
「なぜです?待ち受けにして、何になるんですか?」


峯のことを見ていたいから、なんて言えば相手の思う壺。

峯が椅子から立ち上がり、私のほうにゆっくり近づく。
なんだか追い詰められているように感じた私は、無意識に1歩、後ずさった。


「答えられないのですか?・・・答え次第では、怒りませんが」


口の端を上げ、意地悪く笑う姿が私の瞳に映る。
こいつ、分かってるんだ。私がどうしてこんなことを言ったのか。

そう、いつもこう。

色んな表情が見たくてイタズラをする。
それなのに、毎回やられてるのは―――私。


「顔が赤いようだが・・・大丈夫ですか?」


気づけば、峯が目の前に居た。

慌てて身体を離そうとするが、そんなものがこの男に通用するはずもなく。

あっという間に腕を掴まれ、峯の方に抱き寄せられた。
私の髪を、愛おしむように撫でるその姿が、更に私の余裕を奪う。


「ほら、言ってみてください?」
「や、やっぱいい。気にすんな」
「貴方から言ったんじゃないですか。教えて下さいよ。何のために俺の写真を待ち受けにするんです?」


耳元で囁かれるように尋ねられ、思わず肩が跳ねた。
出来るだけ反応しないようにと努めるが、峯の前ではまったく通用しない。

むしろ、私の余裕をゆっくりと剥がすような感じで、追い詰められてるような気がする。
段々と近づいてくる峯の顔に、私は思わず目を瞑った。


「ッ・・・・」
「・・・・目を瞑るなんて、無防備すぎませんか?」
「う、うるせー!!そ、そんな、真正面から、見れるわけないだろ」
「なぜです?見たいから写真に撮ったんでしょう?」


峯から放たれる「なぜ」は、私を追い詰めるためだけのモノ。
耐えられなくなって峯の服をぎゅっと掴めば、小さく笑う声が聞こえた。


「本当に・・・貴方は、いじめがいがありますね」


むかつくことを言われて、私は咄嗟に拳を構える。
それでも峯は動じず、笑うのをやめなかった。

何か、反撃してやろうか。

そう思って峯を睨み上げるも、まったく良い案が浮かばない。


「・・・ふ、どうしたんです?」
「わ、笑うなてめぇ・・・・」


意地悪い笑みは今までも見たことがあった。
でもやっぱりこうやって見ると、前よりだいぶ表情が柔らかくて、思わず許してしまいそうになる。

・・・っと、ダメだ、そんなの。

やられっぱなしは性に合わない。そうだろ?

上手い反撃は思いつかない。
考えぬいた末に私が取った行動は、意地悪い笑みを浮かべている峯を、もう一度携帯で取ることだった。


「・・・・」
「・・・へ、またもーらい」


取り上げられないように携帯をポケットに入れ、その場から逃げる。
しばらく呆然としていた峯は、そんな私を見て唇に手を当てて考え込んだ。

距離を開けた私は、余裕が出来てニマニマと笑う。
峯はそっとネクタイに手をかけると、何故か首もとを緩めた。

突然の行動に、頭の上にハテナマークが浮かぶ。

だがそんな時間があるなら逃げれば良かったと、峯の一言で思うことになった。


「仕事は終わりだ。・・・そんなに遊びたいなら、遊びましょうか」


怒ってるわけじゃない。
ただゾクリと、峯の浮かべてる笑顔に寒気が走っただけ。

――――嫌な予感が、する。

咄嗟に部屋から逃げ出そうとするが、いきなり電気を消されて足が止まった。
一瞬で見えなくなった足元に戸惑っている内に、私の身体が宙に浮く。


「っ!」
「捕まえましたよ。・・・・まったく、俺から逃げられると思ってたのか?」


甘く囁かれ、峯に抱き上げられていることを知る。
抵抗しようと身体を捻るが、確実に峯の方が力が強く、私の抵抗はものの数秒で終わった。

数秒間に全力を尽くして力尽きた私を、躊躇なく寝室の方へ運ぶ。

暗闇に慣れた目が捉えた峯の表情は、とても楽しそうで・・・恨めなかった。


「あ、あの、峯?」


ベッドに優しく寝かされ、身の危険を思い出す。

覆いかぶさってくる峯から身体を引けば、それを押さえつけるように頭を掴まれた。

そのまま、唇を塞がれる。
乾燥していた峯の唇が、私の唇を貪って少しずつ潤っていくのを感じた。
恥ずかしくなって胸を叩いても、峯はただその行為を続ける。


「ん、んっ・・・・」


唇を甘咬みし、味わうように私の唇をこじ開ける峯の舌。
抵抗しても無駄だということを知った私は、その行為を静かに受け入れた。

貪られるたび、身体がゾクゾクする。
触られてもいないのに熱くなっていって。

壊れて、しまいそうだ。


「・・・っは、ぁ・・・」
「ふ、やっぱりその表情が一番好きですよ」
「な・・・なん、だよ・・・」
「俺も貴方の表情をたくさん見たい。ずっと、見ていたいと思う。・・・だから、今度は俺の番ですよね?」


隙だらけだった私のポケットから携帯を取り上げ、見せつけるようにした後、携帯をベッドのサイドテーブルに置いた。


「この携帯に取った分、俺も貴方を味あわせてもらうだけですから」


嬉しい言葉と、頭をかき乱す言葉。
キスをしたまま脱がされていたシャツに気づかず、突然触れた峯の手に甘い声が上がる。

焦らすように胸元から腰までそっと撫でる手がいやらしい。
時々焦れる胸の核心部分に手が触れかけ、無意識に息が洩れた。


「っぁ・・・・」
「どうしたんです?そんなに顔を赤くして」
「ッ」
「まだ何もしてないはずですけどね?」


意地悪く、触れそうで触れない。

でも私から強請るような言葉は、言えない。

しばらくじわじわと焦らす動きに耐えていると、突然胸元の圧迫感がなくなるのを感じた。
下着が外され、私の大きいとは言えない胸が露わになる。

咄嗟に隠そうとした私を、峯が楽しそうに止めた。


「ダメですよ」
「へ、変態ッ」
「変態なことをしたつもりはないんですが・・・貴方がそれを望むなら、しょうがないですね」
「ひぁ!?」


焦らされていた胸の頂点を摘まれ、自分とは思えない声が上がる。
それに気を良くしたのか、峯の手がそこばかりを重点的に責め始めた。

身体が溶けてしまいそうだ。
だけど心のどこかではまだ抵抗心が残っていて。
抵抗のつもりで、峯の服を掴んでしまう。


「・・・・ん、ぁ」


抵抗になってないのは、わかってる。
峯の手が自由に私をいじめているのが、その証拠だ。


「は、ぅ」


小さく漏れる声。
抑えているはずなのに、抑えきれてない。

くやしくて手で口を覆えば、それに気付いた峯が手を止めた。

恥ずかしいけど、欲しかった刺激がなくなり、思わず峯の方を見る。


「っ・・・・み、ね?」
「声を出してください」
「そ、それは・・・・」
「それならもう、やめましょうか?」


こ、こいつ・・・!!

一度昂った熱は、そんなに簡単に消えてくれない。
私の思考を、正常な考えを、溶かしていく。


欲しい。

峯に、触れられたい。

・・・でもそんなこと、言えない。
困った末に私がしたのは、峯の袖を引っ張ることだけだった。


「ふっ・・・なんですか?」
「わかってる、くせにっ・・・」
「・・・・言わないと分からないですね」
「嘘つくな・・・!」


意地悪い笑みが私を捉える。
そんな表情してるくせに、分かってないわけがねぇ。

打開策が、まったく思いつかない。
動く気配のない峯に降参するしかないと感じた私は、小さな声でボソリと呟いた。
ほんとに小さな声だったにも関わらず、それは峯にしっかりと聞こえたようで。

また手の動きが、やんわりと再開される。


「・・・安心しましたよ」
「っぁ、な、に・・・・?」
「いつも俺だけが貴方を求めてるんじゃないかとね・・・でも、今ので安心しました」
「・・・・峯・・・」


”これで手加減なく、抱けますね”


「・・・え?」


ひくっと顔が引きつるのを感じた。

手加減、なしに?
いつも手加減をされてないと感じていたのに?

慌てて止めようとするが、もう峯は止まらない。
抵抗しようとした両手を片方の手だけでベッドに縛り付け、もう片方の手を熱の中心部分へとすべらせていく。


「っは・・・!」


下着の上から数回指でなぞられる。
その感覚に身をよじると、峯が私の手を離して下着に手をかけた。

恥ずかしい。

私はただ、峯が与える快楽に溺れることしか出来ない。


「ん、ゃ」
「嫌?嫌ならやめますよ」
「っ・・・なんで、そんな、意地悪ッ・・・・」
「それは・・・」


困ったような、嬉しいような。
そんな表情からまたすぐに意地悪い笑みに戻った峯が、私の耳元で囁く。


「言ったでしょう?苛めがいがあるって。見せてくださいよ・・・他の人に見せない表情を、俺だけに」


言葉と同時に感じた圧迫感。
高まっていた熱の部分に指が1本入ってくるのを感じ、思わずシーツを掴む。

ゆっくりと沈められた指は、まだ私をいじめるつもりらしい。
もっと欲しいと疼く奥には触れぬまま、手前だけを音を立てていじる。

しかも、わざとだ。

普段はこんな音しないのに、耳まで犯すように水音が鳴る。


「ぁ、や、やめっ・・・」
「俺に火をつけた貴方がいけないんですよ」
「ひゃ、ぁ、あぁ・・・っ」


少しだけ指が奥に沈められる。
強い刺激に腰を引こうとすれば、峯が覆いかぶさるようにそれを阻止した。

逃げられない。

なのに欲しい刺激も与えられず、焦らされたまま。

段々と狂っていく。
理性が、消えていく。


「っぁ、や・・・んんっ!は、ぅっ」


私を犯す指は1本のまま。
空いた片方の手は私を味わうように、全身を撫で回す。

恥ずかしくてずっと瞑っていた目を開けると、少し熱っぽい表情を浮かべる峯と目があった。

それと同時に指が一番奥まで突き立てられ、びくっと身体がのけぞった。


「あぁっ!」
「油断はいけませんよ?」
「ん、は・・・・ぁっ、う、や、ぁぁ・・・っ」


視界がチカチカと揺れる。
奥で私の弱いところを探るように動く指が、私を弄ぶ。


「本当に可愛い人だ」
「ん、ぁ、うる・・・せ」
「・・・そういうところが、いじめたくなるんですよ。気付いててやってるんですか?」
「な・・・っ、知らないッ」
「抵抗されるともっといじめたくなってしまう。あまり俺を煽らないでくださいよ」


何かが上り詰める感覚を覚え、私はぎゅっと峯の手を掴んだ。

同時に圧迫感が強まり、指が増えたことを揺れる意識の中で理解する。

上り始めた感覚は、簡単には止まらない。
追い詰めるような動きにあっさり負けた私は、全身がゾクリと震える感覚に襲われて声を上げた。


「あぁあぁっ・・・・!」


この瞬間が、一番苦手だ。
自分が自分でなくなる感覚が、するから。

好きなのは、峯とつながっている時。
その時だけが、行為で一番好きな時間。


「・・・欲しいですか?」


だが今日は、それすらも簡単に与えられないようだ。
いつの間にか服を脱いでいた峯が、昂った熱を私の濡れた場所へと押し付け、問う。


「早く答えないとやめてしまいますよ?」
「ぁ・・・おねが・・・い・・・ちょ、うだい」
「・・・・貴方がそんな言い方をするのは意外ですね。本当に・・・可愛い人だ」


言葉と同時に入ってきた、指とは比べ物にならない圧迫感。
思わず息が詰まり、峯の腕に爪を立てる。

痛いはずなのに、峯はまったくそれに動じず、私をあやすように頭を撫でてくれた。
その優しさに力が抜けた瞬間、一気に奥まで熱が貫き、頭が真っ白になる。


「――――っ!!」
「すみませんが、もう。俺も我慢出来ない」
「っ、ぁ、待っ、激し・・・っ」
「ふふ・・・言ったでしょう。あまり俺を煽らないほうがいいと。いつもは我慢してるが、今日は手加減なしだ」
「あ、あれのどこ、がっ・・・手加減して・・・っ!!」


次第に言葉がでなくなった。
出そうとする言葉は全て唇の中に吸い込まれ、かろうじて出せた声は甘い声に変わる。

音が、恥ずかしい。
峯の熱が私の奥を打ち付けるたび、頭が狂いそうになるほど気持ちが良かった。

ふと上を見上げれば、私を覆いかぶさるように味わう峯の表情が目に入る。


「は、ぁあぁっ、や、んぁっ!やぁ、ん・・・・」


綺麗、としか言えなかった。

峯も余裕が無いのか、いつもより苦しそうな表情で私を見ている。

綺麗だ。
こんな表情、私しか見れないのだろうか。

それとも、他の人にもたくさん・・・見せてきたのだろうか。


「・・・・っ」


峯が私の表情を見たいと言う気持ちが、少し理解できたような気がした。
私も、写真に撮っただけじゃ足りない。

峯の余裕の無い表情も、熱い目も、全部欲しい。


手を伸ばせば触れられる距離。
もっと欲しいと強請るように峯の手に口付ける。
すると埋め込まれていた熱がぐっと奥を押し上げたような感覚がして、一瞬息が止まった。


「っ・・・貴方は・・・!」


苦しそうな表情が、もっと歪む。
そして私の手を掴んだかと思うと、一気に奥を突き上げた。


「あぁあぁあ・・・っ!!!」
「そんなに欲しいならあげますよ。・・・俺が満足するまで、付き合ってもらいますけどね」


敬語と、時々響く荒い言葉。
それも私だけが聞ける、言葉なのなら。


「あ、峯・・・あ、やぁあぁ・・・・っ!!」
あけ・・ッ!」


意識が白く、染まる。
揺れる視界がゆっくり落ちかけた時、中に埋められた熱がまた動き出した。


「んあ!ちょ、ちょっと、峯!」
「言ったでしょう。満足するまで付き合ってもらうと・・・まさかもう終わりだと?」


違う。
私が想像してたのは、そういう意味じゃない。

大体、今やったばかりじゃないか。
休憩もなしにまた、こんな。


「たの、むっ・・・5分でいいからっ!休憩っ・・・・!!」
「却下だ」
「あした、明日死んじゃう!!!!」
「明日貴方の仕事は午後からだけにしておきますから」
「み、峯が死んじゃう!」


回避しようと色々な言い訳をしていたが、最後の一言に一気に空気が変わった。

あ、あれ?
峯の顔が、笑ってるようで、笑ってない・・・気が。


「俺はまだそんなに老いてねぇよ。・・・試してみるか?」






































やって、やり返され、更に追撃
(逃げられる確率など、ない)
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 ・気まぐれ

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見に来てくださってありがとうございます。拍手、コメント読ませていただいております。
現在お熱なジャンルに関しては、リクエスト等あれば優先的に反映することが多いのでよろしければ拍手コメント等いただけるとやる気出ます。
(龍如/オール・海賊/剣豪)