いらっしゃいませ!
名前変更所
「私がずーっと、一緒だよ!」
そう言ってお前は、僕を抱きしめる。
でもお前は優しいんだ―――――たとえ僕がその中での特別だとしても、僕は、もっともっと。
もっと、お前が欲しい。
ダキシメル
お前は誰にだって、その笑みを向ける。
僕が苦しそうにすれば抱きしめてくれる。
じゃあ、他の人が僕みたいに苦しんでいれば、お前はそいつのことも抱きしめるのか?
「リオン?どうしたの?」
「あけ・・・・・」
いつもなら大人しくあけに身を任せるが、今日は任せようとしなかった。
逆に僕が彼女の腕を取り、肩に押さえつけるようにして抱きしめる。
あけの戸惑った声が響く。あぁ、すごく心地が良い。
あけは僕だけのものだ。僕以外の物に彼女のぬくもりを与えるなんて、できやしない。僕が許さない。
「・・・・りおん?」
黙りこくる僕に、あけが真っ直ぐな瞳を向けてくる。
その瞳に映る僕の顔は、欲望に飢えた狼だった。
狼なんてものじゃない・・・・ただの獣に過ぎなかったかもしれない。
欲望は大きくなっていくばかりだった。
ずっとずっと、あけをめちゃくちゃにしたいと思っていた。
でも、彼女に嫌われたら?
――――――それでも、僕以外のやつにコイツの1部分でも見せるのが気に食わない。
じゃあ、どうするんだ?
そんなこと決まってる。こうやって、欲望のままに動いてしまえば良いんだ。
彼女を、あけを、僕だけのものに。
「っ!リオ、リオン?」
「あけ・・・・・」
「え、こ、これ、どうし・・・・リオン?」
狂気の1歩を踏み出してしまえば、元には戻れなくなる。
戻る必要なんてあるのか?
元からあけは僕だけのものだ。そう決まっていたんだ。
それを、僕が支配して何の問題がある?
人形のように、僕だけが抱きしめるものにして、何が悪い?
じゃら、り。
戸惑う彼女の手元で、重たい金属音が響く。
「リオン?こ、こんな鎖で縛るプレイに私は興味なんてないぞー!?」
「黙ってろ」
「え、ちょっ、と・・・・まってっ!」
「黙ってろ」
手元を縛って。それからペットの様に首輪をつなぐ。
別に僕だってこんなことに興味はない・・・・いや、これであけを僕だけのものに出来ると思えば、興味がないなんて嘘になるだろう。
「リオン、まって、これ・・・・ほどいて・・・?」
「いやだ」
「いやだって・・・リオン・・・・どうして?」
少しずつ恐怖を覚え、震えてくるあけの身体。
僕はその体を優しく抱きしめ、だけどどこか壊すようにして、あけの耳に息を吹き込んだ。
怖がればいい。嫌だと叫べばいい。
そんなお前を僕は壊して・・・・欲望のままに、僕だけのものにしてやるのだから。
「リオ、リオン!はずしてっ!」
「嫌だといっているだろう?お前のやりたいことは、全部僕がしてやる。だからお前は、僕の目が届く以外の場所に行くのは禁止だ」
「まってよ!それじゃあまるでペットじゃないっ!」
ペット。
その一言に、自分でもありえないぐらいの笑みが浮かぶ。
「そうだな。これからあけは、僕のペットだ」
「え・・・・?」
「僕だけのものだ、あけ」
「まって、よ・・・・リ、オン・・・・」
「怖いか?別に怖がったっていいさ・・・・僕はお前を離さない。その鎖も、絶対に解かない」
喋ること以外の自由を奪われたあけは、ペットよりも弱々しい生き物に見えた。
罪悪感なんてものはない。
そんなもの、ありはしない。
あけは、僕の物。
それを刻み込む、教え込むだけの行為。
そして自分を満足させるための、狂気。
「ただいま、あけ」
「あ・・・・おかえり!リオン!」
扉を開ければ、首輪だけをはめたあけが僕の元へ走ってくる。
元気な表情には似合わない、あけの虚ろな瞳。
僕はあの時からあけの心を壊した――――でも、僕に対する気持は残っている。それだけでいい。それだけしかいらない。
駆け寄ってきたあけの頬を撫でると、自分からおねだりする様にキスをしてくる。
僕は何かが満たされていくのを感じながら、虚ろなあけの瞳に映った自分の笑みを見て、更に笑みを深くした。
「来い、あけ。たっぷりと愛してやろう」
「うん!・・・・リオン、大好き」
「あけ」
咎めるように一つ、口づけを降らす。
するとあけは顔を真っ赤にしながら、僕に抱きながら口を開いた。
「大好きだよ、エミリオ・・・・エミリオだけが、大好き!」
「僕もだ、あけ」
僕を咎める者があるのなら、咎めてみれば良い。
愛の形なんて人それぞれとは良く言ったものだな?
誰にも邪魔されないで、僕も、彼女も、お互いしか考えられないようになればいいんだ。
僕にはもう、あけしかいない。
そしてあけの全てを奪った僕には分かる。あけにも、もう僕だけしかいなくなったのだ。
あけには、自由など訪れない。
さぁ、ずっと僕だけのペットでいてくれよ。
ずっと、ずっと。 たとえ逃げ出しても、必ず捕まえてまた首輪をはめ直して見せるからな。
愛という牢獄。狂気という鎖
(苦しんでもがいて、逃げれるのなら逃げてみろ)
そう言ってお前は、僕を抱きしめる。
でもお前は優しいんだ―――――たとえ僕がその中での特別だとしても、僕は、もっともっと。
もっと、お前が欲しい。
ダキシメル
お前は誰にだって、その笑みを向ける。
僕が苦しそうにすれば抱きしめてくれる。
じゃあ、他の人が僕みたいに苦しんでいれば、お前はそいつのことも抱きしめるのか?
「リオン?どうしたの?」
「あけ・・・・・」
いつもなら大人しくあけに身を任せるが、今日は任せようとしなかった。
逆に僕が彼女の腕を取り、肩に押さえつけるようにして抱きしめる。
あけの戸惑った声が響く。あぁ、すごく心地が良い。
あけは僕だけのものだ。僕以外の物に彼女のぬくもりを与えるなんて、できやしない。僕が許さない。
「・・・・りおん?」
黙りこくる僕に、あけが真っ直ぐな瞳を向けてくる。
その瞳に映る僕の顔は、欲望に飢えた狼だった。
狼なんてものじゃない・・・・ただの獣に過ぎなかったかもしれない。
欲望は大きくなっていくばかりだった。
ずっとずっと、あけをめちゃくちゃにしたいと思っていた。
でも、彼女に嫌われたら?
――――――それでも、僕以外のやつにコイツの1部分でも見せるのが気に食わない。
じゃあ、どうするんだ?
そんなこと決まってる。こうやって、欲望のままに動いてしまえば良いんだ。
彼女を、あけを、僕だけのものに。
「っ!リオ、リオン?」
「あけ・・・・・」
「え、こ、これ、どうし・・・・リオン?」
狂気の1歩を踏み出してしまえば、元には戻れなくなる。
戻る必要なんてあるのか?
元からあけは僕だけのものだ。そう決まっていたんだ。
それを、僕が支配して何の問題がある?
人形のように、僕だけが抱きしめるものにして、何が悪い?
じゃら、り。
戸惑う彼女の手元で、重たい金属音が響く。
「リオン?こ、こんな鎖で縛るプレイに私は興味なんてないぞー!?」
「黙ってろ」
「え、ちょっ、と・・・・まってっ!」
「黙ってろ」
手元を縛って。それからペットの様に首輪をつなぐ。
別に僕だってこんなことに興味はない・・・・いや、これであけを僕だけのものに出来ると思えば、興味がないなんて嘘になるだろう。
「リオン、まって、これ・・・・ほどいて・・・?」
「いやだ」
「いやだって・・・リオン・・・・どうして?」
少しずつ恐怖を覚え、震えてくるあけの身体。
僕はその体を優しく抱きしめ、だけどどこか壊すようにして、あけの耳に息を吹き込んだ。
怖がればいい。嫌だと叫べばいい。
そんなお前を僕は壊して・・・・欲望のままに、僕だけのものにしてやるのだから。
「リオ、リオン!はずしてっ!」
「嫌だといっているだろう?お前のやりたいことは、全部僕がしてやる。だからお前は、僕の目が届く以外の場所に行くのは禁止だ」
「まってよ!それじゃあまるでペットじゃないっ!」
ペット。
その一言に、自分でもありえないぐらいの笑みが浮かぶ。
「そうだな。これからあけは、僕のペットだ」
「え・・・・?」
「僕だけのものだ、あけ」
「まって、よ・・・・リ、オン・・・・」
「怖いか?別に怖がったっていいさ・・・・僕はお前を離さない。その鎖も、絶対に解かない」
喋ること以外の自由を奪われたあけは、ペットよりも弱々しい生き物に見えた。
罪悪感なんてものはない。
そんなもの、ありはしない。
あけは、僕の物。
それを刻み込む、教え込むだけの行為。
そして自分を満足させるための、狂気。
「ただいま、あけ」
「あ・・・・おかえり!リオン!」
扉を開ければ、首輪だけをはめたあけが僕の元へ走ってくる。
元気な表情には似合わない、あけの虚ろな瞳。
僕はあの時からあけの心を壊した――――でも、僕に対する気持は残っている。それだけでいい。それだけしかいらない。
駆け寄ってきたあけの頬を撫でると、自分からおねだりする様にキスをしてくる。
僕は何かが満たされていくのを感じながら、虚ろなあけの瞳に映った自分の笑みを見て、更に笑みを深くした。
「来い、あけ。たっぷりと愛してやろう」
「うん!・・・・リオン、大好き」
「あけ」
咎めるように一つ、口づけを降らす。
するとあけは顔を真っ赤にしながら、僕に抱きながら口を開いた。
「大好きだよ、エミリオ・・・・エミリオだけが、大好き!」
「僕もだ、あけ」
僕を咎める者があるのなら、咎めてみれば良い。
愛の形なんて人それぞれとは良く言ったものだな?
誰にも邪魔されないで、僕も、彼女も、お互いしか考えられないようになればいいんだ。
僕にはもう、あけしかいない。
そしてあけの全てを奪った僕には分かる。あけにも、もう僕だけしかいなくなったのだ。
あけには、自由など訪れない。
さぁ、ずっと僕だけのペットでいてくれよ。
ずっと、ずっと。 たとえ逃げ出しても、必ず捕まえてまた首輪をはめ直して見せるからな。
愛という牢獄。狂気という鎖
(苦しんでもがいて、逃げれるのなら逃げてみろ)
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