Erdbeere ~苺~ 6.5話 龍に捕らわれた鷹 忍者ブログ
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2012年05月30日 (Wed)
6.5話(6話その後)/桐生さん視点

※R18です。読まなくても話に影響はありません!

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数か月とはいえ、押さえこんできた感情をやっと表に出せたんだ。
そんな簡単に我慢できるはずがなく、気づけば俺はあけをベッドに押し倒していた。

恥ずかしそうに顔を逸らす仕草。
真っ赤な顔。
微かな抵抗をする身体。

その全てが、俺を煽る材料にしかならないことを、あけは知らない。


「き、桐生?」
「なんだ?」
「いや・・・その、まさかとは、思うけど・・・やりてぇ、とか?」
「この状況で、それ以外だと思うか?」


すれ違いだったとはいえ、お互いの気持ちの壁を乗り越えた男女が二人きり。
しかもここはラブホテルだ。

そして俺があけを組み敷いているこの状況。
“そういう事”以外に、何もねぇだろ。


「・・・」
「・・・あけ?」
「・・・・っ」


あけの表情が曇っていくのを見て、俺は少し眉を顰めた。
怯えているような、困っているような、そんな表情を浮かべている。

さすがに、いきなりは怖いのか?

俺の理性がもつ内に言ってもらわねぇと、あけを泣かせてしまうかもしれない。


「どうしたんだ、あけ。言ってくれ。嫌なら無理やりにはしない」
「いや・・・その、嫌とかは、無いんだが・・・・」
「・・・?」
「私・・・あー・・・初めて、なんだ・・・けど、いいのか?」


“初めて”
その言葉の意味を理解するのに、俺は数秒間動きを止めた。

仮にもあけは、自分の女という性別を利用し、情報を集めていた人間だ。
夜の仕事をするうえで、夜の関係というものは切っても切り離せないモノ。
必然的にそういう経験はある方だと、思っていたのだが。


「お前、本当に初めて、なのか・・・?」
「わ、悪いかっ!好きでもなんでもない男に抱かれるのだけは嫌だったんだよ!」
「でもお前、今までの仕事で・・・そういうことをすることは無かったのか?」
「あったけど、適当に薬で眠らせて、逃げてた」


あけらしい解答に笑みを浮かべつつ、俺はもう一度あけを優しく抱きしめた。

初めてというのには正直驚いたが、それが嫌というわけがない。
むしろ、俺にとっては嬉しいことだった。

誰にも穢されていないあけを、俺の手で思いっきり穢してやれる。
あけが誰にも見せたことのない表情を、俺だけが見れる。


あけ・・・怖いか?」
「・・・別に、怖くねぇよ・・・!」
「出来るだけ優しくするつもりだ・・・だから、駄目か?あけ・・・・」


怖くないと言いながらも、あけの身体が震えていることに、俺は気づいていた。
やっぱり怖いもんなんだろうな。男には味わえない恐怖だろう。


「・・・優しくするって、言ったからなっ・・・!?」
「あ、あぁ」
「痛かったら蹴り飛ばすからな!覚えとけよ!」
「フッ・・・それだけ元気なら、ある程度は大丈夫そうだな」
「あ、お、おい・・・んっ!」


あけの言葉ごと唇に吸い込み、深い口付けを交わす。
緊張や恐怖が溶けるよう、なるべく優しく舌を絡ませた。

逃げようとする舌を絡めとり、慣れない様子で必死に息をするあけの表情を見つめる。
柔らかい舌。時々漏れる吐息。その全てが俺の理性を突き崩していった。


「ん、ぁっ・・・」
「・・・可愛いぜ、あけ
「ッ!!!」


耳元でそう囁けば、あけの顔が真っ赤に染まる。
俺はその隙をついて服に手を掛けると、ゆっくりボタンを外していった。

露わになっていく、柔らかい肌。
裏の世界を生きてきた証ともいえる、鷹の刺青。
痛々しいほどの傷跡。

その全てが愛しくて、気が付けば俺はあけの肌に舌を這わせていた。


「っ・・・綺麗じゃ、なくて・・・ごめんな・・・?」
「何言ってんだ?」
「だって、き、傷だらけ・・・だし・・・」
「関係ねぇよ。十分綺麗だ」
「ん、ふ・・・!」


肌に舌を這わせるたび、あけの肩がぴくりと跳ねる。
声を出さないように唇を噛みしめている様子も、シーツをぎゅっと掴んでいる様子も、俺にとってはただの煽りにしか見えなかった。


「ッ・・・ぁ、んんっ・・・!」
「声を我慢するな」
「う、うっ・・・せ・・・!」
「・・・いつまで我慢できるか、試してみるか?」
「っ!ぁ、や、やめろ・・・っ!」


声が聴きたいんだ。
押さえるなんて、許さねぇ。

露わになった胸の突起に口付けると、あけの表情が一気に変わった。
飴を転がすかのように舐め、味わうように吸い上げる。


「っは、ひゃぁ、あ・・・っ!」


崩れた理性はもう元に戻らない。

散々胸を苛めた後、俺は我慢できないとばかりにあけのズボンに手を掛けた。
あけが少し抵抗の色を見せたが、構わず全てを取り払っていく。


「あ、や、見るなっ・・・・!」
「駄目だ。ちゃんと見せろ」
「う・・・い、意地悪しやがって!後で、覚えとけよ・・・!?」
「明日動ければの話だがな」
「なっ・・・!?お、お前待て、手加減しろってちゃんと言っ・・・あ、んんっ!」


口の減らないあけに、俺は最後の追い打ちを掛けた。
下着越しに秘部をそっとなぞり、あけを無理やり黙らせる。

快感に震えるあけの表情。
シャツを掴んでいた手が俺の手を掴み、抵抗にならない抵抗を見せる。

こんな状況で、手加減出来るやつなど居やしない。


「あぁ、や、んぁっ・・・!」
「フッ・・・」
「あぁあぁっ!ひゃ、あぁ、ひう!」


下着をずらし、湿っている秘部を直接なぞると、声に甘みが増した。
その声をもっと聴きたくて、秘部へと指を誘う。

初めて、という言葉は嘘じゃないらしい。
あけの中は温かく、指1本でもキツイぐらいに締め付けてくる。
これは相当、慣らしてやらないとな。


「んん、ふっ・・・あぁっ、や、動かさない、で・・・っ!」
「どうした?痛いか・・・?」
「ちが、う・・・っけど、なんか・・・変・・・っ」


初めて味わう感覚に、あけがふるふると首を振った。
最初は狭く、きついだけだった中も、段々と蜜を溢れ出させてくる。

俺は濡れた指を引き抜くと、わざとあけの前で指を口に含んだ。

好きな子ほどいじめたくなるって良く言うだろう?
予想通り目を潤ませるあけを見て、ドクンと熱が高まるのを感じる。


「ば、か・・・!そんなの舐めたら、汚いっ・・・!」
「そんなわけねぇだろ。こっちも、味わってやるよ」
「っ・・・!?や、やめ・・・っ!」


徐々に慣れ始めた秘部に、俺は自分自身の顔を近づけた。
そしてそのまま、味わうように舌を這わせる。

今まで何度もこういう経験はあった。
だからこういう事には慣れてるし、余裕を無くす方ではない。

だが、あけの前では違った。
もっとあけに感じてほしくて、もっと色んな声を聞かせてほしくて。
何度も何度も我を忘れ、あけの蜜を吸い取る。


「あぁぁ、ひゃ、なん、あぁあぁっ・・・!」
「・・・いきそうか?」
「はっぁ・・・!変、に・・・なっちゃ・・・・んぅ!」
「一度いかせてやる。声、我慢するなよ?」
「ひ、ぁぁ、あぁあぁあぁっ!」


本当はもっと、焦らしたかった。
焦らしていじめて、あけに残っている理性の全てを奪い去ってやるつもりだったのに。

・・・こっちがもう、限界みてぇだ。

はち切れんばかりに主張してくるソレを、俺は我慢することが出来なかった。
マズイな。まったくと言っていいほど、余裕がねぇ。


「あぁっ・・・はっ・・・は、ぁっ・・・・」


達したらしいあけは、息を切らしながら俺の事を睨み付けてきた。

ったく、それが俺を煽ってるって気づいてないのか?
俺は我慢の限界を越え、ずっと主張している自身をズボンから取り出した。

それを見たあけは喉をヒクッと鳴らし、怯えた様子を見せる。


「・・・・っ」
「わりぃ・・・我慢、出来そうにねぇ・・・」
「・・・う、うっせぇな!そういうこといちいち言わなくていいっての!」
「言わねぇと怒るのはお前だろうが。痛いかも・・・しれねぇぜ?」
「ッ・・・・」


最初交わした約束を、俺は守れる気がしなかった。
たぶん、彼女と繋がったら、完全に理性を失って彼女を壊す。

狂うほどに啼かせてやりてぇ。
目を逸らそうとするあけの手を握り、はち切れんばかりのソレに触れさせた。


「っ・・・ば、ばかっ・・・!」
「いいか、あけ。力を抜け。じゃないと、辛いぞ」
「・・・わかった・・・」
「行くぞ・・・」


入口に自身を押し当て、ゆっくりと押し進めていく。
あけは俺の腕に痕が残るほど力を込め、その痛みに耐えていた。

何も言わない。痛いとも、やめろとも。
でも彼女が痛がっているのは、その腕を掴んでくる力から感じ取ることが出来た。

だが俺ももう、止めてやれない。


「あっ・・・ぐ・・・っ!」
「ごめんな・・・あけ
「・・・気に、すんなよ・・・好きにしろ・・・!」
「え・・・?」
「だぁもう言わせんなよ!痛くても・・・痛くても良いから、お前の好きにしろって言ってんだっ!」


どうしてお前はそうやって、俺を煽るのが上手いんだ?
完全に理性を奪われた俺は、乱暴に口付けながら、一気に腰を進めた。

上がる悲鳴と、刻み込まれる爪の痕。
あけの中はぎゅうぎゅうと俺を締め付け、異物を押し出そうと動いているのが分かる。


「あ、ぐ・・・・いた・・・い・・・!」
「っは・・・あけ・・・・」
「ああっぁ・・・き、りゅ・・・桐生・・・・っ」


悲鳴のような声が甘みを含み始めるまで、そう時間は掛からなかった。

必死にしがみ付いてくる手を握り返し、どうにかあけを楽にさせようと口付ける。


「んぐっ・・・ん、んう・・・!」
あけ・・・大丈夫か・・・?」
「うっせぇ・・・イテェって言ってんだろ・・・き、りゅう・・・」


桐生、と。
甘い声で呼ばれるのは嬉しいが、何か物足りなさを感じて俺は動きを止めた。

ああ、そうだ。
名前だ。
あけの口からまだ、俺は一度も名前を呼ばれていない。


あけ、名前を・・・」
「・・・あ?」
「名前を、呼んでくれないか?」
「え、桐生?」
「違う」
「・・・・あー・・・そういうことか・・・」


俺の言葉の意味を理解したらしく、あけは恥ずかしそうに顔を逸らした。
それからボソボソと、聞き取れないほどの大きさで呟く。


「か・・・ずま・・・」
「・・・・あぁ」
「こ、これで・・・いいだろ・・・?」
「あぁ。これからは、そう呼んでくれ」
「は、はぁ!?んなこと出来るわけねぇだろ!」
「・・・何故だ?」
「いやだって、なんつーか、恥ずかし・・・ひゃぁあっ!」
「なんだって?」
「あっ、て、てめぇ、わざと・・・んぁあぁ!ひゃ、あぁ、はっ!」


いつもの調子を取り戻してきたあけに、俺は容赦なく腰を突き上げた。

欲しい。もっと、声が聴きたい。
俺の名前を呼びながら、壊れるほどに。

そうやって恥ずかしがる姿も、これからは俺だけのものだ。
誰にも見せたことないであろう乱れた姿も、全部。


「ひうっ!ぁあ、も、もうっ・・・か、かずま・・・っ!」
「いきそうか・・・?俺も、もう・・・限界だ」
「かず、かずまっ・・・好き、好きっ・・・!」
「ッ・・・!俺もだ、あけっ・・・!」



























甘い甘い声に酔わされて
(その後、俺はあけが気絶するまで求め続けた)
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