いらっしゃいませ!
名前変更所
目が覚めて、一番に感じたこと。
それは自分の身体に走る、激痛だった。
隣で幸せそうに眠るアランを睨み付け、私はホーリーアームを取り出す。
「この、手加減なしにしてくれて・・・っ」
手加減しろって言ったのに、この馬鹿オヤジ。
結局手加減無しにされた挙句、最終的には私が意識を手放した。
文句を言いながらアームで回復する私を、いつの間にか起きたアランが後ろから抱きしめる。
直に伝わる温もりを感じて、私はヒクッと顔を引き攣らせた。
そうだ、まだ。服を着ていない。
「ちょ、ちょっとこら!服を着なさい!」
「身体・・・痛むか?」
「当たり前でしょ?アンタのせいなんだから!」
怒って後ろを振り返ると、意外と申し訳なさそうな顔をしたアランが目に入って戸惑う。
こんな風に怒っても、あんまりアランって傷ついたりしなかったから。
本当に申し訳なく思ってるんだな、と思った私は、しょうがなくアランを許すことにした。
落ちていた服を拾い、痛む腰を労わりながら出かける準備を始める。
「ほら、アランも準備しないと。カルデアに行くんでしょう?」
「・・・あぁ、そうだったな」
「まぁ、あんまり準備するものな・・・ってうわぁ!?なによこれ!」
パーカーを最後まで閉めないと見えてしまう、赤い印。
付けた犯人であるアランを睨み付け、今にも発動しそうなアームを突きつける。
突きつけられたアランは、まったく詫びれのない様子で笑みを浮かべた。
しかも嬉しそうにしやがって・・・この変態野郎。
「なんで見えるところにつけるのよ・・・!?」
「あァ?別に見えたっていいだろ」
「良くないわよ!恥ずかしいんだから・・・」
仕方なく、パーカーのファスナーを上まで上げることにした。
本当は暑苦しいから、あんまり上まで上げたくないのに。
そんな私を見て、ニヤニヤ笑うアラン。
ぶん殴ってやろうかと考えていたその時、魔力が近づいてくるのを感じて正気に戻った。
そうだった。早くカルデア行きの準備しないと。
「ラングー?おっさーん?準備出来たか?」
「もう、早くしてよね」
「ごめんごめん。私はもうオッケーよ」
魔力の正体は、私たちを待ちかねたギンタとドロシーのものだった。
どうやらもう、皆の準備は出来ているらしい。
もうそろそろ準備終わりそうだよ、と伝えようとした私を、ドロシーがまじまじと見つめる。
そして深いため息を吐いた後、アランの方を向いて意味深な笑みを浮かべた。
「今日は早いから、無茶させないでって言ったじゃない。アランもまだまだ、子供なのねー」
「うっせぇよ。準備するから外で待ってやがれ!」
「はいはい。行くよ、ギンタン」
「?ん?あぁ!」
ドロシーのあの表情。
意味深な言葉。
昨日私が何されたか、あの子は勘付いているみたいだ。
更に恥ずかしくなって顔を隠せば、アランがぽんぽんと私の頭を撫でつける。
「まぁそう恥ずかしがるなって!」
「気楽すぎよこの馬鹿・・・ほら、さっさと行くわよ」
アランが着替え終わったのを確認し、私はアンダータでレギンレイヴ城の入口まで飛んだ。
歩くのもダルイといった私の表情に、さすがのアランも苦笑する。
「皆、待たせてごめんね。おはよう」
「ラングさん、おはよう!」
「これで揃ったわね」
入口を見回すと、私たち以外のメンバーは既に準備を終えて待っていた。
スノウやジャックは早くカルデアに行きたいのか、わくわくした様子でドロシーを見つめている。
今日行くのは、魔法の国カルデア。
チェスの駒としてアーム探しの旅してきた中でも、唯一行ったことの無い場所。
だってあそこ、空の上にあるし。
「んでドロシーちゃん。カルデアまでどうやって行くんや?」
空を指差しながら尋ねるナナシに、ドロシーがアンダータを取り出した。
普段してないから分からなかったけど、ドロシーもアンダータを持っていたらしい。
確かにドロシーは魔女だから、どこでも箒でひとっとびっていうイメージがあるよね。
でもさすがにあんな空の上はきついかな・・・とか考えていると、急に視界が切り替わった。
「うわっ・・・!」
視界が切り替わった先にあったもの。
それは魔法の国カルデア。
普通の人が立ち入ることの出来ない、幻想の国ともいえる場所だ。
ギンタ以外の人も皆驚き、巨大な国に目を見開く。
「ほらほら、遊びに来たんじゃないんだから」
皆の反応に、ドロシーが呆れながら門番の方へ歩いて行った。
私たちも急いで後を追い、カルデアの入口になるであろう門の前に立つ。
門番の人達は、私たちを見るなり武器を持つ手に力を込めた。
警戒されてるみたい。部外者だし、当たり前かな?
「ドロシー様。おかえりなさい!」
「ただいまジム。・・・大ジジ様に話があるの。中に入れてくれない?」
「ですが、ドロシー様・・・こちらの方たちは・・・」
ジムと呼ばれた門番が、私達メルメンバーを見て門を開くのを渋る。
普通はそうだ。他国の者なら知っている人も多い。
カルデアは他の国との交流を一切持たない国だと。
そんなジムに対し、ドロシーは笑顔で私たちの事を“仲間”だとだけ伝えた。
「だから、入れてあげて欲しいの」
「・・・分かりました!」
門が音を立ててゆっくりと開かれる。
そこに見えた光景はとても綺麗で―――私は思わずアランの手を握っていた。
どこか下の世界とは違う雰囲気。
ほのぼのとした街並みの中に、どこか惹かれてしまうのは、何故なのだろう。
「・・・素敵」
「ありがとう。ここは私の大事な故郷だから、そういって貰えると嬉しいよ」
ドロシーの瞳が、本当に嬉しそうに揺らいでいた。
でもそれは、ほんの一瞬だけ。
「さ、観光はお終い。私も皆とお話しできたし・・・宮殿へ行くわよ」
すっと真面目な表情に戻ったドロシーに、ジャックが上を見上げて悲鳴を上げる。
「きゅ、宮殿ってもしかしてあれっスか・・・?空に浮いてるし、どうやって行くんスか!?」
ジャックが見上げている方向にある、城のような宮殿。
空に浮かぶカルデアよりも、更に上に浮かぶ孤島ともいえる場所にある。
あまり高いところが好きじゃない私は、その高さにげっそりとした表情を浮かべた。
それに気づいたアランが、握っていた手に力を込めてくれるのを感じる。
「掴まってろ。落ちねぇようにしてやる」
「・・・ありがとう」
「アンダータ。このメンバーを、カルデア宮殿へ!」
また、視界が変わった。
次に見えたのは雲の世界。白と建物だけの世界。
やっぱり、怖い。
「ひぃー・・・・」
「なんや?ラングちゃん、高いところ苦手なんか?」
「まぁ、得意じゃない・・・かな・・・」
「なら自分の所に飛び込んできぃや!どーんと!どーんと・・・!?」
ナナシが私の身体を抱き寄せようとした瞬間、アランの手が私を思いっきり引っ張った。
無言でも伝わってくる独占欲に、私はやれやれと苦笑を浮かべる。
こういう所がアランの不器用な所。
言葉にするよりも力づくってところが。
「おおおおおっさん、まってーな!本気やないで!?アーム構えたらアカン!」
「アラン?」
「ちっ・・・」
目で注意すると、密かにアームを構えていたアランが手を下した。
ドロシー達は飽きれてしまったのか、私達を置いて先に宮殿の中に入っている。
慌てて私達も後を追い、不気味な雰囲気の漂う宮殿に足を踏み入れた。
宮殿といっても構造は城と似たようなもので、奥まで続く道はたった一本。
特に寄り道をすることもなく、私たちは奥の空間―――大ジジ様と呼ばれる人が居る部屋へと辿り着く。
「大ジジ様」
「ドロシーか・・・おぬしが帰ってきたということは・・・」
「はい。・・・ディアナを、見つけました」
ドロシーと大ジジ様の話は、思っていたよりも重たい話だった。
そして私は話に着いていくため、必死に周りの話から情報を吸収する。
ディアナという女性がクイーンであり、カルデアからアームを盗み出した大罪人であること。
それからディアナがドロシーの身内、姉であること。
ディアナという女性が求めた物。
世界中のアームから、物足りなくなったディアナはその欲望を“世界”にまで広げた。
「身内の罪は身内が償うのがカルデアの掟・・・ドロシー」
「・・・はい。私は、ディアナを・・・殺します」
そういうことだったのか。
ドロシーがディアナという女に執着していたのは、これがあったから。
身内に殺させるなんて酷いとギンタが抗議しているが、私はそれよりもアランの話が気になってしょうがなかった。
ディアナがドロシーの姉であり・・・スノウの母であるという話だ。
私はスノウの母上を知っている。
凄く優しくて、昔の大戦では私たちクロスガードにアームを配ってくれた張本人。
なのに、なのに。
「ギンタ」
「スノウ・・・」
「私ね、メルヘヴンが好き。でもお母様がいる以上、メルヘヴンに平和は来ない・・・」
「・・・・」
「だから私・・・お母様を・・・ディアナを・・・倒します」
ギンタには、少し重い話なのかもしれない。
ダンナさんから聞いたことあるけど、向こうの世界は争いのあまり無い平和な世界だと聞く。
子供は皆学校という所に通っていて、家族があって。
そんな世界にはきっと無かったはずだ。こんな重たい使命なんて。
だって私ですら、心が苦しくなるもの。
「・・・・スノウ」
「ラングさん・・・?」
「大丈夫。私たちがついてるわ」
「・・・うん!」
「ドロシーも同じよ。私は・・・ともかく、ギンタがいるもの」
「・・・ふふっ。ドロシーちゃんをナメないでくれる?私はもう・・・覚悟を決めてるわ」
スノウとドロシー。
二人とも、女の子だっていうのに凄く強い。
私も昔は・・・・アランのためにって頑張ってた頃は、こんな感じだったのかな?
二人の強い瞳に見惚れていた私に、大ジジ様のお付きの者から声がかかる。
「メルの皆様。カルデアより、皆様に戦いに役立つであろうアームを差し上げましょう」
カルデアから貰えるアームなんて、普通のアームじゃないことは確かだ。
誰もがその言葉に息を呑み、一部の者は目を輝かせた。
特殊能力を持つアームの全てが、カルデアかカルデアの彫金師から生み出された物。
私が貰ったこのフレイマリィも、カルデア出身の彫金師が作ったものだ。
能力は高く、扱うのも容易ではない。
そんなアームが貰えるかもしれないのだから、緊張して当たり前なのかもしれない。
「それでは皆様、こちら・・・」
ドォォォン・・・!!
お付きの者が私たちを案内しようとした瞬間、宮殿の外から地響きが鳴った。
何事かと振り返れば、宮殿の入口から慌てた様子の人が走ってくる。
「何事じゃ・・・!?」
「大変です!カルデアが、チェスの駒に・・・っ!」
「なんですって・・・!?」
いち早く反応したのはドロシーだった。
無理もない。今の今まで、クイーンの話をしていたのだから。
ここの襲撃を命じたのも、クイーンのはず。
故郷であるはずのカルデアを襲うなんて、やはりクイーンは・・・ディアナは、変わってしまったようだ。
ドロシーとギンタは襲われている場所を聞き出すと、すぐさま戦う準備を始める。
「狙われているのは、街と東の塔・・・。たぶん、アームが狙いね」
「俺が街を助ける!ドロシーは塔の方を頼んだぜ!」
「ええ、任せて!」
「あの、私たちは・・・・?」
首を傾げたスノウに、ドロシーが奥を指差した。
「スノウたちは、アームを貰っておいで?カルデアのお墨付きなんだから」
「う、うん・・・分かった」
「無茶するんやないで?アーム貰ったら、すぐ追いかけたるからな!」
宮殿の外へ走っていく二人を見送り、私たちは宮殿の奥へと足を進める。
どうやらこの奥は、アーム倉庫になっているらしい。
あの時、クイーンの部屋の近くで感じたのと同じ雰囲気を感じる。
不気味というか、変な魅力があるというか。
普通のアーム屋さんでは感じれない何かが、この部屋にはあった。
「さぁ、貴方達の力になるアームを・・・差し上げましょう・・・」
従者が手を差し出した瞬間、箱に入っていたアームの二つが飛び出した。
そして手の中に飛び込んできたそのアームを、従者がジャックの方へと向ける。
「秘められし力を持つ者、ジャックよ・・・貴方にはこれを・・・」
なるほど。
どうやら、従者が私たちにふさわしいアームを選んでくれるみたいだ。
しかも、貰えるアームは全てカルデアのお墨付き。
わくわくしてきて思わずアランの手を掴めば、アランが私の頭をぐしゃぐしゃにする。
「あ、ちょっと・・・!?」
「少しは落ち着け。お前もジャックと同じ、餓鬼みてぇになってるぜ?」
「んなっ・・・」
ガーディアンアームらしいリングを貰ったジャックが、私の視線の端で飛び跳ねていた。
さすがにあそこまでじゃないと怒ろうとしたその時、従者の口からアランの名前が呼ばれる。
どうやらスノウもナナシもアルヴィスも、ジャックに続いてアームを貰ったようだ。
その次がアラン。
じゃあ最後は私かな?
「第一メルヘヴン大戦の英雄アラン。貴方には、これを・・・」
アランに渡されたリングは、普通の物とは違う少し大きめのものだった。
どんな能力かは分からないが、とりあえず凄いってのは分かる。
そして最後に呼ばれた、私の名前。
私はドキドキしながら従者の前へと進み、右手を差し出した。
「強い一途な心を持ち続ける英雄ラングよ。貴方には、このアームを・・・・」
渡されたアームは、2種類。
サファイア色の石が付いたアームと、盾のようなマークが付いたアーム。
どちらも、皆が渡されたような、ガーディアンタイプのものではない。
どうして?と聞くまでもなく表情に出ていたのか、アームを指差した従者が説明を始めた。
「貴方には十分すぎるほどの力と、十分すぎるほどの知識、覚悟があります。そのアームは、そんな貴方に唯一欠けているものを補ってくれるでしょう」
「・・・欠けている、もの?」
「貴方自身の身体を大事にするということです。貴方はいつも、その身体を犠牲に色々な人を救ってきたはずです。その二つのアームは貴方自身、そして仲間を守ることが出来る、優れたアームなのですよ」
私自身を、大切に?
アームを握りしめながら言葉の意味を考えていると、突然アランにデコピンされた。
ペチッと良い音が響き、じんわりと痛みが広がっていく。
「無茶無謀なお前には、もってこいのアームじゃねぇか」
「そ、そんなことないわよね?アルヴィス」
「・・・アランさんの言う通りです。ラングさんはいつも自分のことを二の次にしてしまって、自分の事を大事にしていない」
「大げさよ。そんなことしてな・・・・」
「昔、アランさんに内緒でチェス殲滅しに行って、大怪我して帰ってきたのはだれ・・・」
「ッ!アルヴィス!!」
アランさんに内緒でって口にしてるのに、アランの前で言うのはどういうことなのよ!?
咄嗟にアルヴィスの口を塞ぐが既に遅く、私の後ろに立っていたアランが私の首根っこを掴んだ。
そしてそのまま、アルヴィスに話の続きを促す。
アルヴィスは既に、私がそのことをアランに話していたと思っていたらしい。
やっと状況を掴んだアルヴィスだったが、目の前のアランに押されて口を開いた。
「アルヴィス?」
「・・・む、昔の大戦の時、アランさんが怪我をして休養してた時がありましたよね?」
「あぁ」
「その時、チェスに襲われてる街の情報を、アランさんに行かないようにして、全部ラングさんが処理してた・・・っていう話です」
「ほーう?あの時の怪我は、修行で失敗したって俺は聞いたんだがなァ・・・?」
ギロリ。
「い、いや、あ、あの・・・・っ」
「どういうことだか、たっぷり説明してもらわねぇとなぁ」
「ス、スノウ!あの人怖いよー!」
「え!?えええ!?」
殺気立った瞳をアランから向けられ、私は咄嗟にスノウの後ろに隠れた。
だってしょうがないじゃない。
情報が来れば、アランも自分の身体を犠牲にして助けに行く。
私よりは限度を知ってるかもしれないけど、アランだって無茶無謀なことしてたんだから。
・・・って言いたいところだけど、言ったら言ったで色々と切り返されそうなので黙っておいた。
「ま、まぁ、アラン落ち着いて?今はカルデアの街を助けないと!」
「・・・・ちっ。まぁ、そうだな。それじゃあ、行くか」
とりあえず危機を回避し、ほっと胸を撫で下ろす。
びくびくしながらアランの後をついていくと、宮殿の中央にドロシーが立っていた。
一人で東の塔を防衛したわりには、傷一つ受けていない。
それよりも傷を受けていたのはギンタの方で。
「ギンタ!」
ドロシーの足元で、傷だらけのギンタが倒れていた。
慌ててスノウがその場に駆け寄り、癒しの天使を取り出して発動させる。
私も加勢するためにホーリーアームを取り出し、ギンタとドロシーに対して光を注いだ。
「ドロシー、ギンタは大丈夫なのか?」
「大丈夫。疲れて倒れてるだけみたい。あまり大きな怪我は無かったわ」
「この短時間で全てを片付けたんなら、無理もない話やなぁ・・・」
バッボによると、この短時間でチェスのルーククラスを20人ほど相手にしたらしい。
魔力も精神力も途切れている。
相当無理したみたいだ。
しばらくスノウと二人で回復していると、ギンタが薄っすらと目を開いた。
妙に不満そうな表情を浮かべ、心配していた私達を見回す。
「・・・ここは・・・」
「ギンタンが倒れてたから、連れて帰ってきたのよ。もう、心配したんだからぁーん!」
嬉しそうにしながら、ドロシーがギンタに抱き着いた。
ギンタはそんなことも気にせず、ポツリと一言だけ呟く。
「・・・ファントムがいた」
その言葉に、誰もが動きを止めた。
ファントムが、いた?
つまりギンタは、ファントムと戦ったってこと?
その身体と、コンディションで?
「俺・・・自分の力を、過信しすぎてたのかもしれねぇ・・・」
そんなの、負けて当たり前だ。
ルーク20人を相手にするだけでも、相当な精神と魔力を使うというのに。
その上、ファントムを相手にするなんて。
呆れて物が言えないらしいアランを尻目に、落ち着きを取り戻したドロシーが振り返る。
「そういえば、皆・・・アームは貰ったの?」
返事の代わりに皆、貰い受けたアームを取り出した。
どれもこれも上級のアームばかり。
必ずこれからの戦いに役立つだろう。
ドロシーもそれを感じているのか、満足げに頷いてアンダータを翳す。
「それじゃあ、私達は明日のウォーゲームに間に合うように帰ります、大ジジ様」
「ドロシー・・・気を付けるのじゃよ」
「・・・ありがとうございます」
視界が、変わった。
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