いらっしゃいませ!
名前変更所
急いで賽の河原へ向かうと、そこは見るも無残な光景へと成り果てていた。
私は呆然と立ち尽くす桐生の傍に駆け寄り、今の状況を尋ねる。
「どうなってんだよ、これ」
「わからねぇ・・・」
「どっかが襲ってきたのか?酷すぎる・・・」
平和だった河原は、瓦礫の山と化した。
ホームレス達は怪我を負い、悲痛な叫びが響く。
なんて酷いんだ。こんなに弱い奴らを痛めつけるなんて。
苦痛の表情を浮かべるホームレスに、持っていた薬を分け与える。
今の私に出来ることは、それぐらいだ。
「ほら、これ使え。残ったら他の奴の傷にもつかってやってくれ」
「あ・・・は、はい・・・」
ホームレスは私が取り出した怪しい薬を見て、一瞬顔を引き攣らせた。
色が悪いのは重々承知だが、効果は確かなため押し付ける。
私は正規の薬剤師とは違うからな。
裏で取引されているものを使うことが多いから、見た目は本当に微妙だ。
でもその分効果も強い――――――その点もあって、悪い薬を作ることの方が多いんだが。
「行くぞ、あけ。伊達さん達に話を聞こう」
「あぁ。分かった」
桐生に急かされ、私はすぐに花屋達の居る小屋へと向かった。
遥が寝ていたはずの小屋の中には、怪我を負った伊達さんの姿と、苦笑を浮かべる花屋の姿がある。
どうやら、伊達さんが遥を守ろうとして怪我をしたらしい。
頭に巻かれた包帯。そして痛々しい血の跡。
二人が無事だっただけでも良かったと、安心する暇も与えずに花屋が口を開く。
「おい、あけ」
「・・・なんだ?」
「遥を攫ったのはギャングの奴らだ」
「ギャング?・・・何色だ」
話を聞いて、私はさっと手帳を取り出した。
神室町には赤・白・青の、3色のギャンググループがある。
場所は私が知っている。だから色さえ分かれば・・・。
「いや、それが・・・」
「どうした?」
「今回はいっぺんに襲ってきやがったんだ」
「はぁ?全グループってことかよ・・・」
ヤクザの仕事を引き受けるギャング達は、グループによって仲が悪いはずだ。
簡単なことじゃ、手を組むはずがない。
今のこの状況では、河原のシステムも駄目になっているだろう。
システムは頼らない方向で、手帳からギャングの居場所を探し出す。
赤・白・青。どの色の情報も手帳にばっちりあったはずだ。
「シラミ潰しにいくしかねぇってことか」
「あぁ。待ってろ。今ギャングの情報を書き出してるから」
「あけ、お前・・・・随分品ぞろえが良いんだな」
「なめちゃいけねぇよ、伊達さん。こいつぁ俺なんかより凄腕だ」
「う、うるせぇ!黙ってろ!集中できねぇだろっ」
花屋に褒められると、嬉しいよりも恥ずかしい気持ちが強くなる。
私は必死に動揺する気持ちを抑え、持っていたペンを動かした。
彼らが依然たむろってた場所。
アジトに使っていた場所。
良く使っていたバーやキャバクラ。
それらを丁寧に抜き出し、別の白い紙へと書き写していく。
そしてある程度移し終わった後、私はすぐにそのメモを桐生に渡した。
「こんな感じだ。最初はどこに行く?」
「・・・さすがは情報屋だな。これならすぐに探し出せそうだ」
「・・・・っ!」
微かに緩んだ桐生の表情を見て、由美さんから言われた言葉が甦る。
“貴方みたいな人に想われて、一馬も幸せね”
あの一言が、私の事を狂わせたに違いない。
心臓が、自分自身が、可笑しくなりそうになる。
「・・・?あけ?」
「うっさい!ほら、何処から行くか決めるぞ!」
「あ?あぁ・・・ならまずは、青のギャングから行こう」
「ん、分かった」
青のギャングは、ここのすぐ近くをたまり場としている集団だ。
近場から潰していく作戦に、私は大きく頷いた。
すぐに行動へと移る桐生の背中を追いかけ、伊達さん達に軽く手を振る。
「さて、と。こっちだ」
河原のすぐ近くの路地に、青の奴らは良く集まっていた。
集まっていたといっても皆ではなく、下っ端の奴らだけ。
おそらく今も、下っ端の奴らしかいないだろう。
何か情報だけでも抜き出せたら、それでいい。
私は桐生を案内しながらとある路地に入り、そして目当ての人物を見つけて思わず笑みを浮かべた。
自動販売機の前に座り、ギャアギャアと騒ぎながら煙草を吸う人影。
間違いない。あいつらだ。
「よーお、お前ら」
「・・・・っ!お、おまえは・・・!」
私の声に振り返った彼らの視線は、桐生に向くことなく私だけを捉えていた。
オドオドした様子で、持っていた煙草を地面に叩きつける。
そして私の傍まで来ると、皆一斉に頭を下げた。
突然の光景に、桐生が眉を顰める。
こんなことをされる心当たりがない―――――といえば嘘になるが、この光景に私自身もため息を吐いた。
「お疲れ様です、姉貴!!」
「いや、あのなお前ら・・・その姉貴ってのヤメロって・・・」
「いや!姉貴は姉貴です!」
「お前・・・こいつらと何かあったのか?」
「・・・何かあったっつーか。昔ちょっと、な」
ギャング達の反応を疑問に思う桐生に対し、昔こいつらとあったことをサラッと簡単に話す。
昔、危ない薬系の製作を任されたこと。
でも料金を払わずに脅して薬を取られそうになったため、組織のボスをシバキ倒したことなど。
その話を聞いた桐生は、納得とばかりに深く頷く。
「あぁ・・・なるほどな」
「約束を守らない奴は嫌いだからさ。ま、ってことで青の奴らは私に任せろ」
本来なら、殴り倒してでも情報を手に入れる予定だった。
だがこの状況を利用すれば、無駄な喧嘩をしなくても済みそうだ。
どうせ、こいつらは下っ端の一部。
ボスと会うまでは無駄な喧嘩を避け、いち早く事を片付けたい。
私は頭を下げる男の一人にゆっくりと近づき、耳元で静かに口を開いた。
「遥はどこだ」
「ッ・・・!」
「隠そうとするな。知ってることを全部話せ」
それは静かに見えるだけの、脅し。
殺気を込め、断るという選択肢を無くす。
男達はすぐに殺気に押され、口を開き始めた。
私に捕まれている男以外は皆、私の殺気に押されて身を引いている。
「お、俺らは下っ端なんで、あんまり詳しいことは・・・」
「じゃあ、知ってそうな奴らは?」
「・・・し、白の連中なら知ってるかもしれないっす・・・!」
「そうか。ありがとな」
白の連中、か。
私は男から手を放すと、すぐに桐生を連れてその場を離れた。
アイツらは確か、チャンピオン街に居たはずだ。
桐生に奴らの場所を伝えた私は、小走りに走っていく桐生を見て笑みを浮かべた。
「急げ、あけ」
「わかってるって」
ほんとこいつ、遥のことになると前が見えなくなるんだな。
走っていく桐生の背中を追いながら、私は次の事を考えた。
次に会う白の連中とは面識がない。
それ故に、先ほどの奴らのように話し合いでは済まないだろう。
ギャングの連中は人数が多いため、長期戦に備えてポケットを探る。
「~♪」
人より体術が優れているとはいえ、桐生の様には強くないのが私の弱みだ。
そのため、私は自分の足技の他にも“武器”を持ち歩いている。
親指よりも小さめの瓶に、たぷんと揺れる紫色の液体。
少ない量だが、これを肌に触れさせるだけで相手は痛みに悶え苦しむ。
そんな劇薬を扱う私を見て、前を走っていた桐生が表情を歪めた。
「気味悪ぃな・・・」
「あったりめーだろ。劇薬なんだからな」
「お前でもそれ、遥にもあげてなかったか?」
「あれは色が悪いだけで、ちゃんとした傷薬だ。安心しろ」
「・・・そうか」
・・・全然納得されてないような気がする。物凄く。
ムカついて何か言い返そうと思ったけど、時間が無いのでやめておいた。
見えてきたチャンピオン街に、自然と気が引き締まる。
しばらく歩くと、白の下っ端らしい男達がたまっているのが見えてきた。
チャンピオン街は元々、神室町の中でもあまり良い場所ではない。
細い路地にたむろする集団・・・・間違いは、ないだろう。
「おい、お前」
「あぁん?」
戸惑いも無く男に声を掛けた桐生は、立ち上がった男を無言で睨み付けた。
男達がたむろっていた奥側に、少し広めの空き地が見える。
なるほど。あそこにリーダーがいるってことか。
そうなるとこいつらは、たむろっているというよりは見張り。
私は容赦無く男の一人を蹴り飛ばし、奥に案内するよう脅すことにした。
「グハッ・・・!て、てめぇ、何をっ・・・!」
「奥にリーダーがいるんだろ?案内しろよ」
「だ、誰がてめぇらなんかに・・・」
「だってよ、桐生。どうする?」
男の頭を踏み付けながら、振り返って続きを促す。
目が合った桐生は静かに頷くと、私が踏み付けていた男を頭だけ掴んでグイッと持ち上げた。
頭を掴まれた状態で引きずられる男は、聞いてるだけで顔を歪めたくなるような悲鳴を上げてもがく。
だが、今の残酷な桐生を止める術は無かった。
ぶっちゃけ私も、止めるつもりなんて無い。
「がっ、ああぁあぁっ!」
「別にいい。お前が案内しなくてもな・・・勝手に連れてってもらう」
「ぐっ・・・!」
「ご愁傷さまっと・・・」
完全に頭に血が上っている桐生を、私は何も言わずに追いかけた。
細い路地を通って空き地に出たところで、桐生が掴んでいた男を投げ捨てる。
投げられた男は、リーダー格と思われる男の足元に吹き飛ばされ、気絶した。
――――――これが、喧嘩の始まりの合図だ。
男達は私達の事を問い詰めることなく、突然襲い掛かって来た。
リーダーは武器を持っていないが、他の奴らは皆それぞれに武器を持っている。
バットやら何やら。まったく物騒な奴らだな、本当に。
「桐生、お前にはリーダーを任せた」
「・・・大丈夫なのか?あの人数を一人で・・・」
「おいおい。なめんなよ?」
ニヤリと笑って先ほど持っていた薬を取り出せば、桐生が納得したようにリーダーに向かって走って行った。
それを追いかけようとした連中を、片っ端から足技で転がしていく。
空気が読めない奴は大嫌いだ。
桐生とリーダーがサシで戦えるように、ここは私が引きつけなければ。
「おいおい、まさか女が俺達を一人で相手にするわけじゃねぇよなぁ?」
「・・・女だからってバカにしてると、痛い目見るぜ?」
「へぇ・・・おい、お前ら。女だからって容赦はいらねぇ!ぶっ殺してお楽しみといこうぜ!」
「「「「おう!」」」」
何がお楽しみだよ。女をそういう目で見やがって。
一気に火がついた私は、殴りかかってくる男達を手加減なしに平伏せさせた。
飛びかかってきた男の腹を膝で蹴り上げ、バランスが崩れた足元を蹴りで払う。
たとえ同時に襲い掛かってきても、何一つとして変わらない。
後ろから襲い掛かって来た男を踵落としで地面に叩きつけ、他の奴らも同じように倒れた男の上に積み重ねていった。
「はぁっ・・・はぁっ・・・こんなもんかよ?白の連中ってのは」
「黙れ!このアマァ!!」
「おいおい。その言い方、酷いんじゃねぇの?」
挑発には挑発を。暴力には暴力を。
単純な仕返し理論だけど、この世界では当たり前のことだ。
当たり前のことなんだけどね。
ここまで人数が多いと、さすがの私も疲れてくる。
段々めんどくさくなって、口数が減れば、相手が調子に乗ってくるのは当たり前のことだった。
「あれれ?どうしたんですかねぇ?疲れてきちゃった?」
「・・・ざっけんな・・・」
「強がっちゃって!まぁ、強がりなのも別にいいけどね」
「ッ!」
一瞬の気の緩みに、容赦などない。
お腹に走った強い衝撃に私は咳き込み、悔し紛れに殴ったであろう男を睨み上げた。
「ケホッ・・・!」
「どうやら、もう終わりみたいだな?好きにさせてもらうぜぇ?」
「触るな、ゴミが・・・!」
「あぁ!?なんだって!?」
キレた男が、私の胸ぐらを掴んで持ち上げる。
それでも私は動揺することなく、相手を挑発するように笑みを浮かべた。
やっぱり、取り出しやすい場所に移しておいて良かった。
スーツのポケットにさり気なく手を入れ、男達の気を挑発で引きながら中身の物を取り出す。
「何度だって言ってやるよ!ゴミがッ!!」
「てめぇ・・・!いい度胸だ。お楽しみの前に、思う存分痛めつけてやるよ!」
「出来るものなら、な!」
私は男の腹を思いっきり蹴飛ばし、そのまま転がるように男から離れた。
代わりに放り投げたのは、私が作った劇薬の瓶。
男達は小さいそれに気づくことなく私の方へ近づき、そしてその瓶を踏みつぶした。
パチン、と。
破裂音に似た、瓶の割れる音が響き渡る。
正直、今回持ってきた瓶のほとんどが“試作品”だ。
何が起こるか分からないので、目を瞑って口と鼻も塞ぐ。
「おい、この女何を・・・」
「ッ・・・!!!」
「お、おい!?どうした!おい!」
「が、あぁぁぁっ!いてぇえぇぇっ!鼻がっ、鼻がぁぁあっ!」
男達の反応を見て、私はすぐにその場を離れた。
離れてから呼吸を整えても、ピリピリとした痛みが鼻に走る。
どうやら、粘膜系を刺激する薬だったようだ。
痛みにもがく男達を見ながら、ずるずると後ずさる。
すると急に、大きな背中と鉢合わせになった。
「桐生・・・そっちは?」
「今片付いた。お前は・・・聞く必要もねぇみたいだな」
桐生の表情からすると、白の連中もはずれだったのだろう。
そうなると残りは、赤の連中――――――ブラッディ・アイのみ。
そうと決まれば行くしかない。場所も分かってることだし。
もがき苦しむ男達を無視して通り過ぎたようとした瞬間、桐生が小さくうめき声を上げたのを、私は聞き逃さなかった。
「どうした?桐生」
「ッ・・・!お、お前ッ・・・!平気、なのかっ・・・?」
「ん?何がだ?・・・あー、お前もしかして」
なるほどな、あれのせいか。
鼻と目を痛そうに押さえる桐生に対し、私はシュッと透明な液体を吹き掛けた。
「大丈夫か?悪いな・・・私が使った武器のせいだ」
「あけ、お前。本当に平気なのか?」
「大丈夫だけど?」
「・・・なるほどな。抗体が出来てるってわけか」
私はずっと薬を作り続けてるから、こういうのがまったく分からない。
桐生が表情を和らげるのを見て、私は深いため息を吐いた。
これからはきちんと、影響の範囲も考えて薬を作った方が良さそうだ。
薬の効果をメモに取りつつ、桐生に次の情報を与える。
「えっと、ブラッディ・アイだったか?赤の奴らだな」
「あぁ」
「そいつらは、いつもデボラっていう店を使ってる。行くぜ!」
デボラに向かっている最中、桐生が伊達さんと電話しているのが見えた。
結構深刻な話をしているようだったが、その話はまた後で聞くことにする。
遥が何とかって聞こえるし、遥に関係する話のようだ。
何にせよまず、遥を早く見つけ出さないと行けない。
急ぐ私をもっと急かすように、ポツポツと雨が降り始めた。
「つめてぇ・・・」
冷たい雨が、勢いを増して私の身体を叩きつける。
雨が元々苦手な私は、濡れるのが嫌で足を速めた。
そのせいで、足を滑らせてしまうなんて、思わずに。
「うわっ!?」
「おい!」
足を滑らせた私を、桐生がお姫様抱っこで助けてくれた。
いや、助けてくれたのは嬉しいんだけど・・・。
周りから見ても恥ずかしい状況に、私はすぐさま逃げ出そうとする。
・・・が、しかし。
桐生の手は、がっしりと私の身体を掴んでいて放れない。
慌てふためく私を無視して、桐生はそのままデボラに向かって走り出した。
「おおぉぉおぉおい!?何してんだこら!下ろせ!」
「うるさい。黙ってろ」
「何でだッ!お、おい!馬鹿ッ!恥ずかしいだろ!」
「フン。こんなことで恥ずかしがってるようじゃ、まだまだ餓鬼だな」
「んだと!?」
睨み付けようにも、顔が近すぎてまともに見ることが出来ない。
恥ずかしくなって目を逸らせば、少し桐生が笑ったような気がした。
こ、こいつ、分かっててやってやがる!
苛立ちとは裏腹に、仕返しが出来ない今の状態を恨む。
「ッ~~~・・・!」
「どうした?急に静かになったなぁ」
「うっせぇよ!さっさと行け!このハゲ!」
「・・・ほう」
殺気に似た嫌な予感が、身体中を走った。
言い過ぎたと思って謝罪を口にしようとするが、もう既に遅く。
「あ、ちょ、まて!きりゅ・・・」
「・・・・」
ひょいっと身体が浮いたかと思うと、勢いよく店の方へ投げ捨てられた。
冷たい感触と走る痛み。そして桐生の殺気の冷たさ。
走る痛みに加え、周りからの視線が痛くて耐えられなかった私は、そのまま通り過ぎようとする桐生にすぐさま謝罪を口にした。
「すみません、もう言いません!言わないからこの状況で無視だけはやめてくださいぃぃいいい!」
(私の必死の謝罪に、桐生は今までにない楽しそうな笑みを浮かべて、もう一度私を抱きかかえた)
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